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2泊3日の遠征紀 旅するように働くのは楽しいが疲れました。

日曜日から火曜日までGLEATプロレスに合わせて、2泊3日のワーケーションをしてきました。しっかりと疲れて水曜日の午前中は閉店で暖簾を下げております。プロレスでは試合で動かず、試合後に存在感を出すべく、帳尻合わせに動く姿は老害一直線でお恥ずかしいところお見せしました。失礼しました。

旅をしながら働くと聞くと憧れの対象なのは承知しておりますが、実際に旅をしながら働いてみると楽しいけれど、普段よりも疲れて疲れが抜けないのが正直なところです。定住が効率的なのは歴史と文明が証明しているのだから、僕が今更言うことでもないけれど、旅をしながらや他拠点に憧れる方がいるので、刺激もあって楽しいけれど、いいことばかりじゃないよって話もしておきます。

疲れる疲れないとか、効率非効率は横に置いておいて、旅をしながら働けるのは地方での仕事があったり、場所を問わないパソコン一つでできる仕事があるからであって、格闘技選手の中でも青木真也だからこそです。東京で生活するのは練習や仕事を考えると効率的だからですが、別に東京にいなくともできる仕事の割合が上回ってきています。それでも東京にいるのは刺激とチャンスがあって闘いの場であるからで、なかなか離れられないですね。まあそれはそれとして。

パラエストラ天満でセミナー 青木竹浦組でのセミナーは3回目

月曜日はパラエストラ天満でセミナーと自分の練習をさせてもらいました。今回の大阪遠征に合わせて、現地で練習をしてコンディションを整えておきたいと思い、BJJLABの竹浦さんの名古屋時代から繋がりのあるパラエストラ天満代表赤尾さんのところでセミナーをさせてもらいつつ、練習ができることになりました。すごく助かりました。ありがとう。

国内でのセミナー調整は竹浦さんに任せています。僕が企画から調整までやる手間がないのと青木真也に頼み難いのを竹浦さんが一身に担って解決していくスタイルは僕としてはストレスがなくて助かっています。毎回、セミナーの価格設定を変えて狙いを変えてやっています。1万円を超えるセミナーが増えてきている中、セミナーを触れる場として考え教則映像やnoteVoicyに繋げていくスタイルは誠実な商売だと思います。かっさらってやろう!とする商売は僕と竹浦さんは好まないのは共通点です。

今回は動画と写真撮影を実験的にやってみようとUNSPOOKY田中さんが映像制作もさっとしてくれました。ここら辺の格闘技界隈のクリエイティブ需要もあるんだろうと営業も兼ねて出してみました。

自らが経営しているところはどこも必死 赤尾代表の丁寧で誠実な姿勢に驚く

僕は現役選手としての時間が20年になって、選手期間を知っている選手がジム経営にシフトしていく様を何度も見ているのですが、雇われでなく自らの資本で始めた人は誰も必死で、現役時代の競技生活で自分が強くなることだけを考えていたときとは別人となっています。自らリスクを背負っていけば取り組みの肌感も変わってくるのは当然です。赤尾さんはセミナー中にずっと発信用の写真と動画を撮影していて、現役中はそんなタイプじゃなかったのにと実は驚いていました。その意味では僕の20年来の知人の格闘技選手が自らでそれなりに出資して始めた格闘技ジムをほぼプロの練習場と化していて商売する気がないのはなかなかな狂気だなと思いました。ジム運営が順調なのは良い話だし、持ち場で頑張れば成り立つのは希望だと思いました。

レスリングを丁寧に教えてくれる貴重人材 今回の旅で一番の発見

MMAに置いてのレスリングの重要性は周知の事実ですが、運動強度が高い上に若い時期からやっておく前提の競技体系と性質からか、レスリングを基本から教えられる人も教えようとする人がおらず、レスリングは限られた人が持っている既得権のようなものになっています。僕はシンガポールのEVOLVEで基本からレスリングを教えてもらえたのですが、30歳前後でそれなりに苦労して身に付けたので国内でレスリングが学べる環境があればとずっと思っています。

関西では有元伸吾さんという近畿大レスリング部出身で世界選手権出場経験まである方が一般の方からプロ選手にまでレスリングを教えている環境がありました。関西の選手はここで一からレスリングを習えるのはいい環境だなと感じました。MMAのケージを使ったレスリングに逃げずにタックルの攻防や組み手など基本的なことをやっておくのは大事です。MMAで使わなくても最低限の崩しと組手は理合いを覚える意味で大事です。ここら辺は竹浦さんが教則作ったり、有元さん自身が何かを作ることで広まっていけばいいなと思います。

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