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追い込み練習が終わりました。18時20分に1人の部屋で綴る。俺は人を元気にする仕事をしてるんだ。
試合前の追い込み練習が終了しました。
今の正直な感想を書きます。3月22日18時20分。練習から帰宅して、誰もいない部屋で綴る、青木真也の正直な気持ちです。
来週後半は大会行事でホテル滞在です。今回セコンドをお願いしていた宇野薫さんが「試合前の帯同もするよ」、「一人でしょ?」と帯同を申し出てくれました。この気持ちがすごく嬉しくて、心が温まりました。精神的な充足は試合のコンディションには大きな役割を占めるので、ありがたい限りです。
このおかげで今も気持ちが安定しています。一人の部屋だけれども、一人ではないというか。しっかりと繋がりがある。
さて追い込み練習の話をしていきます。
選手は試合前に追い込みの練習を設けます。
追い込み練習の是非については、追い込みを設けたほうがいいのか、設けないほうがいいのかは選手個々の状況や考えによって、変わってくるとは思うのですが、僕は現状追い込み練習を緩やかに取り入れています。緩やかにと表記しているのは、試合の有無にかかわらず、普段から練習をしているからです。試合に向けてはミット打ちや練習の強度の調整でしています。
とは言っても追い込み練習は心身ともに追い込まれます。
身体が疲れれば、気持ちも落ち込んでくるので、今週の前半は躁鬱でいう鬱の状態だったと思います。億劫になるし、朝起きるのが辛い状態というか、とにかくネガティブな考えが浮かんできて、もう全てが奪い去られるような感情になります。危ない状況ではあるのだけれども、試合前の想定の範囲ではあるので、踏ん張って頑張ります。
練習だけでなく、インタビューやその他の仕事も元気にこなしていて、練習仲間の北岡選手からは「やらなくていいだろ」との声をいただきました。まあやらなくていいとは思うし、断る事もできるのだけれども、家にいるほうが辛いし、何かやっているほうが僕は気が楽なのです。母親曰く「貴方は鮪!」とのことです。その自覚はあって、止まっていると怖くて何かしたくなるのです。
格闘技をしか知らないヤツは格闘技のことを何も知らない
これは格闘技だけしてると格闘技の中の目だけになってしまうので、格闘技のことを何も知らないと指しています。日本の良さを知るには海外を見ないと分からないし、格闘技の良さを知るには格闘技以外を知らないと分からないのです。格闘技ライターが書く格闘技の記事がつまらないのは、格闘技の中の目だけで書くから、格闘技の本当の価値をわかっていないからだと思っています。最近の青木の記事で評判がいいのは格闘技ライター以外が書いた記事なのです。
格闘技の価値は何か。誰もが何かと闘っている世の中で、格闘技という目に見えやすいもので物語を伝えて、立ち向かう力になることだと思うのです。僕で言えば世の中でうまくいかなくて悩んでる人が、青木真也のような生き方もあるんだと思ってくれたらそれでよしなのです。
格闘技選手って仕事はエナジードリンクみたいな仕事だし、世の中を前向きにする仕事だと思っています。
格闘技の試合を見せる仕事ではなく、世の中を元気にする仕事なんだよね。そこを勘違いしてはいけない。格闘技選手って仕事はエナジードリンクなのだ。
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