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ONE Fight Night 9 見所と与太話

日本人選手の登場がめっきり少なくなったように感じる「ONE Fight Night」シリーズ(感じるだけだと思う)。今大会はONE Fight Night 9とのことですが、2023年としては4回目のONE Fight Nightシリーズであります。日本の格闘技ファンに馴染みないとは思いますが、ノンオー対ハガティだけでワシは十分楽しめます。

日本市場にどっぷり浸かっている日本人としては、最近のONEは毎大会日本人選手が一人いるかいないで寂しくもありますが、「日本人勝ってないやないか!」と言われたらぐうの音も出ないし、「日本市場は期待通りになっていない」と言われたら、「ああそうですか」と返すしかないところであって、契約選手の末席にいる者としてはどうしたもんかねと言うのが正直なところであります。ワシの試合やワシの今後はどうしたもんなんですかね。頑張ります。

それでもノンオーハガティの1試合で興味を根こそぎ持っていくようなところがあって、日本人選手は前のように出ていないけれど、クオリティ高い試合がABEMAで無料で見れるのは日本においてはとてつもなく大きいと思うのですよね。我々はここを上手に使わない手はないと思うのですが、ナイスピッチング!と思えるような個人単位では出来ていたとしても、大局ではできていないのは歯がゆいところであります。一助になればとこの記事を書いているところも少しだけあります。まあそれはそれとして。

先月の平田樹さんの出場する試合は平田樹対ハムソヒの好カードに加えて、平田樹さんが計量失敗してくれねえかなとか、小生意気な小娘が負けてメシウマ的な注目度でそれなりに注目があったように思います。おかげでこのnoteもよく読まれており、ありがとうございますと感謝せずにはいられません。平田樹さんの敗戦に関しては一定の方面から「ざまあ」と言った声がこだましたかどうかはわかりませんが、敗戦から立ち直ってまた元気な首投げを見せてほしいと切に願うところであります。ざまあ。まあそれはそれとして。

真面目な話をするとONE契約選手で日本で影響力のある選手が少ないのは青木真也、平田樹、秋山成勲くらいだと思っていて(秋山ニキは韓国人気が更に強いらしい)、次に繋がる選手が育てばいいとは思うし、育てていくのが良いと思うのですが、格闘技至上主義な選手が多くて困った話だなと思います。「本物の格闘技」的なところに逃げて自らの表現活動から逃げてしまっているのが現状だと思います。強いけれど、面白くないとか、話題にならないのは絶望的だと思うんですよね。

別に再生回数やフォロワー数を追えって話でもなく、自分の客に対して深く刺すようなものを作れって話だし、そのためには何を伝えたいかが大事であって、ただ試合してれば良いなんてことはないよねって話であります。自らの格闘技を伝えるために日々コツコツやっていく姿勢が大事だなと思います。試合だけしてたら試合数だけしか触れてもらえないですからね。ここら辺はONEが日本人選手を大量契約した際、コンサルタント的に動いていた長南さんの格闘技至上主義的な流れが影響しているように思っていて、実力派を取る!と言って取ったはいいけど、いざやってみると戦績も振るわずで影響力も弱いとなるとなかなか厳しいよねとは思います。ワシはそれなりにコツコツ発信しつつ、自分の伝えたいものを自分の客に伝えていて、そこに積み上げてきた歴史があるので、目下連敗中ではありますが、契約選手の末席にいられているような気がしますが、どうなんでしょうか。試合だけすればいい時代はとっくに終わったように思います。

ワシの試合に関しては今のところ予定は立っておらず、試合を組むにしてもいつくらいと見当をつけてくれないと他の予定も入れられず、どうしたものかと首を傾げております。いついつ組むと言われても反故にされてしまったことは数知れずでして、10年以上在籍していてもそこらへんの信頼関係が築けないのは辛いところではありますが、仕方がないと思って目の前にあることをコツコツとやっております。ワシは5月で40歳を迎えるわけでして、自由に好きなことをやりたい気持ちが強いので、試合の仕事をもらえるのであれば一生懸命やるし、要らないと判断されてリリースであれば、それはそれで好きなことをやっていくだけでありまして、なるようになるかなと言ったところです。もちろん契約期間と試合を頂けるうちは一生懸命やります。そんなわけで内角低めに丁寧にまとめられない見所と与太話を行きましょうか。


ONEストロー級 MMA
ボカンマスンヤネ対箕輪ひろば

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