人前でお金を貰って試合をする。格闘技を生業にすること
人前でお金を貰って試合をする。格闘技を生業にする。
僕は当たり前にやっていて当たり前に書いているけれど、まったく当たり前のことではありません。プロ選手になる前は数千円の参加費を払って試合をしていました。当時は当然試合で貰える対価などあるわけもなく、試合後に訪れる達成感と自分の将来が拡がる可能性を報酬に試合をしていました。参加費を払って報酬がなくとも楽しかったことを覚えているし、今よりも無邪気で純粋に楽しめていたような気もします。好きなことを仕事にするのはいいことばかりではありません。
試合をしてお金をもらえるのは当たり前ではない。感謝せねばいかんこと。
僕は常々この思いを持ってやっています。
この環境を当たり前に思うわないことだし、試合をしてお金を貰える立場なのだから、それに見合う試合と取り組みをせねば、試合をしてお金を貰う資格はないと考えています。参加費を払っているアマチュアの試合で計量失敗しても自己責任でお咎めなしですが、お金を貰うプロであるならば責任として計量は通過せねばなのと同じ理屈です。
12月7日のグラップリングマッチはお金を貰ってする試合です。
プロの取り組みとプロの仕上がりを当たり前にするのがプロだと僕は思っているので、今回もなんだかんだで試合まで仕上げて整えています。年齢に寄る練習量と質の試行錯誤はあれど、今できるベストを追求しています。だって「プロ」だからです。プロは契約期間中には試合を断ってはならないし、契約期間中はいつでもスタンバイしているのがプロです。試合の翌日に鶴見青果市場でプロレスをするのですが、それも先に入っていたから断らずに試合をします。試合の日の夜には帰国の飛行機に乗って、朝に羽田に着いて昼から電流爆破しています。まあそれはそれとして。
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