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教則映像「サブミッションレスリング」１１月５日朝１０時発売

青木真也 shinya aoki

縁あってBJJLABの竹浦正起さんにお声がけ頂いて、教則映像を発売させてもらうことになりました。まずは「肩固め」と「バックチョーク」の２本です。ありがとうございます&よろしくお願いします。

早期割引なるものがあって明日からの１週間は4,880円→4,380円（11/5～11/12）となっております。スタートダッシュ。よろしくお願いします。

本も映像も制作物は発売に至るまでに時間が掛かることが多く、堀井美香さんとジェーンスーさんのポッドキャスト番組「オーバーザ・サン」よろしく「よくぞ！よくぞ！ここまで辿り着きました！」となるのが常ではありますが、今回は僕が制作に慣れているのと竹浦さんチーム（竹浦さん自身）のスピード感が合致して、テンポ良く進みました。打ち合わせから発売まで１ヶ月弱のスピード感は今までにないスピード感です。竹浦チームも青木もグッジョブです。

教則映像に限った話ではないのですが、技術には旬や鮮度があります。夏物が冬になったら旬を逃すように技術にも旬があって、撮影から時間が経てば経つほど鮮度が落ちてしまうと僕は考えているので、撮影から発売までの時間をできる限り短くしたいと考えていました。その意味で今回の教則映像は鮮度抜群ですから、存分に味わっていただけると自信を持っています。

如何に早く世に出すかの鮮度もありますが、内容は基本的な技術を掘り下げていて、「保存がきく技術」を詰め込んでいるので、購入頂いた方の「格闘技人生」にこれからもずっと役立つ基本技術です。あなたの選手としての幹を太くして頂けるような教則映像に仕上がっております。

選手、愛好家の方におすすめの理由

今回の教則映像の中で紹介している技術は誰もが知っている技術で目新しいものはありません。肩固めもバックチョークも誰もが知っているからこそ、精度の高さが大事です。プロ格闘技選手として競技生活を２０年弱やっている中で詰まる所、技の精度が大事なのを肌で感じてきたからこそ、目新しい技術で目を引くのではなく、大事で役立つ技術を詰め込みました。当たり前のことを当たり前にできる強さです。

手の握り方、体重の掛け方、身体の位置、技の概念と基本的な技術の解像度を徹底することでもう一段レベルアップしていただけるように作っております。実際に受け役として技を受けて下さった竹浦さん自身の選手活動や指導の中で技を極めて説明が一段上がったと仰ってくれているのが証であります。

指導者の方におすすめな理由

僕は指導者として活動しているわけではないのですが、技術の言語化やインストラクションに関しては自信を持って提供できるものがあります。感覚的な部分を無くしきれない格闘技術の中で言語化にこだわってきました。

全ての技術を理屈で言語化しています。どうすれば伝わるのかの参考にするには最適な教則映像に仕上がっているはずです。技を見せる角度や間も参考にしていただけるはずですので、指導者の教える力もこっそり一段レベルアップする仕上がりになっておりますので、指導者の方もこっそりどうぞ。選手も指導者も基本技術がアップデートされていく感覚を感じて頂けたら技術を探求する第一歩になるのではないでしょうか。

観る側　観客の方におすすめの理由

ひとつひとつの技には理屈があります。首をぎゅーって絞めていたり、手を強引に握って引っ張っているような攻防にも理屈があります。僕が試合の解説をする際には細かい部分まで出来るだけわかりやすく解説するように心掛けてはおりますが、それでも解説の中では手が届き切らないところはありますし、掘り下げられないところがあります。

観る側として肩固めのシンプルな技術にこのような理屈があって、これだから極まらないのかと理解していただけるはずです。その意味では観戦の視座が一段上がる教則映像であります。こうなっているのかと感動してもらえると思うし、一切の見せ技や嘘を教えてないので、試合を観る目が育ちます。

制作過程の中で、ここまで良いものを創ったと感じる作品は数少なく、今回はその中でも「今のベスト」と誇れる作品に仕上がりました。是非手に取って頂きたいし、僕自身もこの作品を技術を超えられるように日々コツコツとやっていこうと決意を新たにしております。それではよろしくお願いいたします。オーバー。


撮影後記

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