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#GLEAT LIDET UWF 初代王座戴冠ならず 伊藤貴則さんの強さに押し切られる

完敗。戴冠ならず。伊藤貴則さんの「強さ」に及びませんでした。

試合を振り返る前に望んだ結果にはならなかったですが、応援頂いたすべての方に感謝しています。この機会を頂いたGLEATにも感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで濃厚な数ヶ月を送ることができました。成長もあれば、未熟な課題が浮き彫りになったり、素晴らしい選手と運営陣と鎬を削らせてもらうことで僕の成長速度も上がったと思っているので、ただただ感謝です。

自分を過信していたのが試合後の一番最初に出てきた感想です。
「穴がないことが穴」ではないかと思うほどの超強豪校のスタメン的な優等生揃いのGLEATの中で、伊藤貴則さんは荒々しさと粗さが武器の荒削りで不恰好だけれど、攻撃力はある選手だと思っていました。この手のタイプは僕が得意なタイプで、緩急をつけた低めにまとめるピッチングで打ち取れると思っていたし、今の自分なら余裕を持って仕留められると思っていました。その意味では伊藤貴則さんの勝負に対しても王座に対しても執着があったのだと思います。何がなんでも勝ちたい気持ちとエゴが確実に僕よりも存在したと思っていて、その意味でも二重に悔しいです。

これは伊藤貴則さんを舐めていた訳ではなく、自分自身を過信していたのだと思います。決して舐めていたわけではなく、伊藤貴則さんの攻撃力の高さを昨年末に感じた上での話で、それでも今の自分ならば余裕を持って仕留められると思っていました。そのくらいここ数ヶ月の試合に手応えがあったのもまた事実です。

これは。。。

試合は不用意に入ったタックルをパイルドライバーで切り返され、バックチョークをパイルドライバーで切り返されて、ジャーマンを貰っておしまい。ジャーマンの前のパイルドライバーで勝負ありでした。これに関しては「過信」以外の何物でもなく、試合後に鈴木秀樹さんから「ダメ」と連絡を貰って仰る通りだし、自分への過信と慢心を恥ずかしく思って反省しました。ちょっと強くなった気になっていたけれど、未熟だなと現実を突きつけられました。鈴木秀樹さんは「言ってくれる先輩」なので、本当に有り難くて大切にしなければいけない先輩だと毎度思います。

自分の未熟さはもちろん、この程度で過信していたことを心底恥に感じていますが、恥を恥と思わずに誤魔化して生きていくのではなく、恥を晒して向き合い改善して堂々と強く生きていきます。どこまで行っても学びと積み上げです。生きる闘いをやめない限りはその繰り返しなのだと観念してやっていくとします。生きるのは辛く苦しいけれど、だからこそ生き甲斐があります。

初代王座戴冠で初代王者の伊藤貴則さんは「強い」と思うし、上手くなるのも現状のプロレス界では大事かもしれませんが、荒々しく強い王者でいてくれることを強く願います。荒さと粗さが魅力で見ている分には惚れ惚れしますが、2試合やった身としては身体がもたないので、少し間を開けたいのが本音です。僕も今から積み上げていくので、またやってやってもいいと思えるときが来たら挑戦させてもらえたら幸いです。それまで防衛してくれることを願っています。

今日は僕の完敗です。
伊藤貴則さん初代王座戴冠おめでとう。ただただ強かったです。
追いつけるように僕は明日からコツコツと積み上げていきます。

LIDET UWFには強くて魅力的な王者がいます。今まで様々な選手と試合をしてきたけれど、その中でも間違いなく強い一人だと思うし、年齢も若くこれから成長していくだろうから、追いかけていってくれたら損はしないでしょう。何よりも未完成だからこその強さや魅力や美しさがあります。よって引き続きよろしくお願いします。

GLEATは団体としても7月のTDC大会に続いて、両国大会を発表していて、攻めの姿勢が続きます。この攻めが好調からくるイケイケドンドンなのか、まさに正念場の勝負を賭けての攻めなのかは僕にはわかりませんが、この攻めの姿勢は間違いなく「面白い」はずだし、出し惜しみのないカードで攻勢をかけてくるだろうから、切符を買って客として勝負に乗るのは支持の表明としても有意義なカネの使い方としてもアリだと僕は思います。

とは言っても、とりあえず青木真也のGLEAT参戦はこれにてひと段落です。
最後にずっとしていなかった「グレイトしようぜ」をできなかったのは心残りではありますが、またいつか機会があったら「グレイト」しようと思います。でも実際、リングに上がったら意地でもしないんだろうけど。そんなわけでおせわになりました。めちゃくちゃ楽しかったです。ありがとうございました。

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