和田選手の負けがショックだった。自分自身、日本の取り組みについて考えてみた。
和田竜光選手がONEでリースマクラーレン選手に敗退。
和田選手が負けた話は日本格闘技としてショックなのだ。あの和田が負けるんだよ。おいおい。
日本格闘技で和田選手は日本フライ級トップです。(堀口選手を除外して)
実力はもちろんのこと、その技術の精度から魅了されたファン、関係者は多いのではないでしょうか。僕は一緒に練習させてもらう機会も多いのですが、彼の技術を見習うことが多く、実際に質問することもあります。
日本での試合、練習を見る限りONEでもチャンピオンになるのは時間の問題なのではないかと期待を持って見ていました。そのくらい強いのだ。これは手を合わせた選手、皆が言ってる。2016年の年末にはUFC帰りのカフランス選手を圧倒している。
それもアメリカ、ブラジル、ロシアの選手ではないオーストラリア選手だ。これも見逃してはいけない事実です。ヨーロッパ勢も強い、そこにフィリピン、オーストラリアまで追いついて来ているのです。一昔前を考えて見てほしい、ヨーロッパ人が日本にきた時はアンダードッグだったでしょう。韓国人もだ。それが今はどうだろうか。
ONEの旗揚げ大会を見た時、修斗にきた韓国人選手を見た時。このままいくと日本は抜かれるなと感じたのを覚えています。僕は危機感を持っているし、自分が選手生活をする上で工夫をしないとすぐ喰われるでしょう。
僕が考える勝つための手法は何か。
海外で勝つために国内で勝つための手法は少し違ってくると思うし、国内で勝てるのだが海外で勝てないスタイルは出てくると思っている。
まず国内ではしのぎを削る試合が行われにくい環境にある。それは経済的な問題でお金がドカンと払われないので、トップ同士の試合が組まれにくい。その意味で昨年の徳留久米って試合は価値のある試合だと見ていました。トップになればなるほどぼやかされてしまう状況はあるのです。
国内では日本人同士なので打撃でガシガシやりあうスタイルが成り立つ。それ自体を否定しないし、お互い打ち合って攻撃力が強い方が勝つのも認めます。
では海外で勝つにはどうしたらいいのか。海外で勝つって書き方はあまり好きではないのですが。要はどんな取り組みで格闘技に取り組むべきか。僕が考える論を書いて行きましょう。
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