直撃・青木真也! 証言! その後の『DREAM』(2014年編)「青木×ミルコ戦? ふざけてるよなー」
『ONE』の世界ライト級王者でありながら、2013年大晦日には『INOKI BOM-BA-YE 2013』に参戦し、TOSHIと闘った“バカサバイバー”。年が明けるとIGFの大会にもエキシビジョンマッチながら参戦するようになる。そこで青木に噛み付いて来たのが山本勇気だった。結局、青木×山本戦は大晦日に実現。秒殺で実力の違いを見せつけることに。当時はミルコ・クロコップ戦を含め、仰天の計画にも巻き込まれそうだった“バカサバイバー”。あの頃の真意を激白!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
◉ONE FC19(2014年8月29日、UAEドバイ・ワールドトレードセンター/世界ライト級タイトルマッチ)
○〈王者〉青木真也(1R 2:15 リアネイキドチョーク)カマル・シャルロス〈挑戦者〉×
◉INOKI BOM-BA-YE 2014(2014年12月31日、両国国技館)
○青木真也(1R 1:21 変形ネックロック)山本勇気×
山本勇気の勘違い
――今回は、その後の『 DREAM』(2014年編)として、2014年を振り返ってもらおうかと。
青木 2014年っていうと……?
――RIZINが2015年の年末に立ち上がるので、その前年なんですけど、この年の大晦日は山本勇気とのMMA戦でした。
青木 ああー、あれかー。
――あれです。
青木 今思うと……、いや、その頃から思っていたけど、IGFで(2013年大晦日に)TOSHIとやったじゃないですか。
――ええ。
青木 あれのおかげで、誰でも俺と試合ができると思っちゃったんですよね。
――あー、なるほど。確かにそれに近い感覚は業界内にあったのかもしれないですね。
青木 そこで最も勘違いしたのが山本でしたよね。
――そもそも実績が違うので、本来であれば有りえないはずなんですけどね。
青木 ですよね。
――まずひとつずつ振り返っていくと、4月に国技館でIGFの大会があって、その前の年の大晦日に北岡悟に勝利したラマザン・エセンバエフが山本勇気と引き分けます。
青木 そんなのあったなー。
――その試合、“バカサバイバー”はテレビ解説を務めていました。
青木 やっていましたね。正直、二人ともしょっぱかった。
――実際、リングに上がってマイクを持ってそう口にしています。
青木 IGFもよくそんな試合を組みましたよね。バクチだよ、ホント。
――IGFはよくも悪くも「格闘技」の定石を行かない道を通っていたので。
青木 元々、「格闘技」に興味がない感じはしていましたけどね。
――アントニオ猪木の考える「プロレスと格闘技は一緒」をやろうとすると、なかなかこのご時世では理解されない、というか。
青木 その議論は難しいですよね。
――ちなみにその大会では、澤田敦士が大相撲出身の星風とMMAルール戦を行なっています。
青木 ありましたね。澤田が全然動けていなかった。
――解説席の“バカサバイバー”が、懸命にアドバイスを送っていました。
青木 結局、試合後に辞めるとか言ったんですよね?
――記者の質問に答えて、そう口にしちゃったんですよね。
青木 澤田には一生懸命さが足りなかったと思いますよ。
――性格的なものでしょうね、あれは。
青木 そうですね。
――勉強をしなくても、そこそこ点数が取れた子ですよね。
青木 そんな感じかな。とにかく動けていないんだから。
――“バカサバイバー”はその澤田と、4月の末に上野公園で開催された「パキスタン・フェスティバル」のリング上で、エキシビションマッチを闘っています。
青木 やっていましたね。
青木×ミルコ実現か!?
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