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日々積み重ねる強さとサウナで「まだ格闘技の試合やってるんですか」と聞かれても怒らない話
暑いですね。コンディション維持が肝です。
7月だから暑いのは当たり前ではあるのですが、東京の陽に焼けたアスファルトとエアコンの室外機から出る熱気に熱せられた夏は何度やっても慣れることがなく、今年も夏バテを織り込み済みで活動して参ります。
40歳を迎えて、水だけを飲んでいると電解質が出ていってしまって手足が攣るし、何よりも脱水時に飲むスポーツドリンクは美味しいことに気がついて、今年はスポーツドリンクを導入したので、夏を乗り越えられるような気がします。阪神の「死のロード」とまではいきませんが、今年の夏も仕事や遠征もあるので、コンディションを保って「絶好調 中畑清」で行きたいところです。まあそれはそれとして。
先週はGLEAT TDC大会では佐藤光留さんと40歳と42歳の偏屈おじさん2人で元気に不協和音を鳴らした試合をしてきました。試合をして、noteを書いて、Voicyで喋ってと仕上げて終わったつもりでいて、職業格闘人としての体裁を保った気でいました。恥ずかしいけれど、「どうだ!」的な気持ちも多少はあるものです。
僕は翌日日曜日は昼間は休んで午後にレッスンを一件の回復に充てる日だったのですが、TDCホール大会に出た選手の何人かは翌日昼の全日本プロレス後楽園大会に出場していて、「強さ」への驚きと「強さ」見せつけられた感がありました。凝り性の僕が定期的にウォッチを欠かさないおれたちのT-Hawkさんのnoteによると「7/1の朝6時〜7/2現在21時28分まで睡眠時間なんと2時間半」とのことで、氏が記事中でも仰っている「睡眠時間を削ってでもしなきゃいけないことがある」とは言え、これを完全にやり切るのが「プロレスラー」であり、職業人だなと思いました。心の底から尊敬。
僕は格闘技選手としてもプロレスラー(末席な自覚はあります)としても、試合の後でも練習や仕事を欠かさないことを大事にしていて、年齢を重ねる度に緩んでいく自分を果たして適切な緩め方なのかと毎度自問自答するのですが、年齢関係なくあれほどの試合をして、ほぼ寝ずに試合以外の仕事もしているプロレスラーは「強い」と思いました。土曜日に試合をした宮原健斗選手は翌日昼大会の前の会場握手会の出ていたとの話も聞いて、ちょっと敵わないなと思いました。そう言えば昨年末の橋本千紘さんと試合をしたときも同じことを思いました。名のある方々はプロレスでも格闘技でも皆強いんです。
僕は今日は朝から組技と打撃の練習をして、諸所のやりとりをして、強さの積み上げに努めました。結局は日々を積み上げていくのが大事だと思っておる次第です。近道などはなく、結果的に遠回りに見えることが一番の近道なのはこれまでの経験でわかったことですからね。まあそれはそれとして。
昨夜、コンディションを考えて週一回に抑えているサウナに行った際にファンだと名乗る方から、「格闘技の試合はまだしてるんですか」と聞かれてしまいまして、地上波に出て格闘技の試合をしていたのは10年以上前だし、40歳のおじさんだしで引退していると思われてもまあしかたがないのですが、こういう悪意なく失礼な方には怒っても仕方がないので、「”まだ”やってるんです」と”まだ”を強調してお返事して差し上げました。
一緒に行った方が僕が怒っているのではないかと心配して、「本当にこんな方はいるんですね」と当たり障りなく、さっさと話題を流そうとする気遣いがいい味付けになっていました。こんなことは多々あるので、いちいち怒ってられないし、こういう類の話に真正面から怒っているのは北岡悟さんくらいだと思うんですよね。まあそれはそれとして。
この手の話で僕が怒らないのは「僕の客ではない」からです。
登録者数や再生回数や数を売る商売で数字で商売をしていると、とりあえず人当たり良くしておくのが大事だし、まずは人を集めることが大事になるので、その人をどうやって取り込むかを考えると思うのですが、僕は青木真也の創るものを好きな人に向けて創っているので、ここ向けて創っていないからなで話はおしまいです。
僕は自分の客とファンを大事にしています。
大事にしているように見えないかもしれませんが、本当に大事にしているのです。大事にしているように見えないのは客に向けてものを創る度合いが強いからだろうと思います。そして演者には演者の作法があるように客には客の作法があります。まあそれはそれとして。
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