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「仕事の辞め方」 このタイミングで読むと納得が多い

鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」が発売前に気になっていて、幻冬舎の箕輪さんに「楽しみです」と下心込みでラインをしたら、試合前のこのタイミングで読むといいからと発売前に送ってくれました。ありがとう。

「仕事の辞め方」は期待通りの内容の良さで共感と学びが詰まった良い本です。僕達世代は刺さりっぱなしの内容で今後の人生の指針になる本です。スポーツ選手のような引き際が難しい職種は必読です。始めるよりも仕舞うほうが難しいし腕が要りますからね。

元々は12月に発売予定で発売日が変更されて来週発売となっていました。僕が試合に向かう道程で読めると必ず力になると考えていたので、タイミング的に試合に間に合ってよかったです。僕が晴れやかな気持ちで納得して試合を迎えることができる一要因になった本です。鬱々とした日々から解放されるきっかけになることが今週はいくつか続いていて、物事が前に進むときはきっかけがいくつか重なってくるものだと思いました。まあそれはそれとして。

内容を事細かに書くことはしませんが「夢は諦めた瞬間、時として亡霊となり、ずっとずっとまとわりついて苦しめる」や「お金に執着するとそういう人生になるんだよな お金のことを考えると夢や希望がミニマムサイズになっていく」の辺りが僕には刺さりました。仰る通りで僕はそこの納得と折り合いを模索しています。

方法の話よりもマインドセットや構造の話に学びがありました。

2019年のONE両国大会でエドアルドフォラヤンとのタイトル戦で王座戴冠後のマイクで「35歳になって、好きなことやって、家庭壊して一人ぼっちで格闘技やってどうだお前ら羨ましいだろう」は鈴木おさむさんの映画『ラブ×ドック』の中でのセリフ「40過ぎて恋愛して、ボロボロなんだよ……うらやましいだろ!」から頂いた言葉です。その頃の僕の状況的にも僕には響いた映画です。広末涼子さんが出てるのもポイントです。僕も残りの格闘技生活の中でどこかで『ラブ×ドック』を創ろうと思ってます。今までの日本貸借銀行のすべてを引き出して創りたい。まあそれはそれとして。

ここからは試合の話をしていきます。
試合1週間前です。今回はビックマッチですね。ビックマッチですから大多数にアプローチするプロモーション戦略です。マスに伝えるためにリテラシーを落としていくと文脈が通じなくなっていって、自分が創りたいものが創れなくなる感覚が僕にはあります。秋山戦はそこを飲み込んで創り込みましたが、今回は僕が創りたいものとの乖離を埋め合わせる気が起きないです。

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