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四月は皆が頑張って、成長して、価値のある月だったなって話。

4月がもうすぐ終わります。楽しかったなー。

4月は勉強になる月だったし、本当に成長する月だったなと感じています。時代が何年も先に動いたと思うし、激動の中で生き残りの策を模索して必死にやってきた皆に感謝の気持ちでいっぱいです。

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レスラー、ファイターたちはSNSを最大限に活用して、ファンサービスに努める。

オンラインでの試合配信やオンラインでのサイン会など物販や公式サイトへの加入やファンとの交流を積極的に行っています。今まで練習や試合に生活に多忙(言い訳にしては本来はダメ)で手が回らなかった部分に力を入れることでできたように思います。

下に紹介する大石真翔選手の #お家でフルコスチュームに着替えてみた は団体の垣根を超えて多数の選手が参加して、大きな動きになっておりました。

格闘技選手はABEMA番組”Fighter’s Diary”の中で選手の声を発信することで試合がない中での今を伝える。お世話になりっぱなしです。

そのほかにも選手が個々でトレーニング動画を発信したり、様々な取り組みがあって、普通に試合があったときにはおろそかになっていたようなことが出来てきて、業界としては一気に先に進んだように感じます。

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ボクシングが拳で上半身への攻撃に限定したことで、技術が飛躍的に伸びたように制限があることで、技術の向上速度は上がります。コロナで制限の中でどう成長していくかは課題だし、コロナがヒントをたくさんくれるはずです。

試合のあり方も大きく変わって、ゲート収入依存からの脱却のチャンス

試合のあり方も大きく変わってきたと思います。
大会を開こうにも開けないのだけど、そもそも人が集まることがダメで、出来たとしても無観客試合です。ゲート収入が大きな柱であった日本の興業の弱点をコロナウイルスはピンポイントで突いてきたのです。

PPVにしたらとか、投げ銭にしたらと人々は気軽に身勝手に言うけれど、そんなに甘い話ではないし、PPV文化のない日本でPPVで成り立たせるのは難しいと思っています。そもそも芸事にそこまで造詣がない人間が大半なのだから、一部の愛と力のある人間が「どかん」と金を出すのはいつの時代も同じに思っています。実際に投げ銭が集まるかって僕は微妙だと考えています。

そういえば最近出会った方の話が面白かったです。伝統芸能をやっている方なのですが、伝統芸能の世界は「御贔屓さん」に支えられていて、御贔屓さんを大事にしていくことの重要性を話してくれて、勉強になったのであります。ファンも大切だけれども、それとはまた別のラインで御贔屓さんも大事にしていく姿勢は大切だなあと。そりゃ個々でどれをどのくらい大事にするかって話はあるんだろうけれどもね。

話を戻して無観客試合を成り立たせるためには収入を確保せねばならんのだけれども、放映での収入も今の国内だとそんなに甘い話ではないことを最近いなって僕も知りました。

RIZINの榊原さんとお話ししたときに、「ゲート収入がないと成り立たない」とおっしゃっていて驚きを隠せなかったし、放映権やPPVで成り立つほどに簡単な商売ではないことに改めて気がつきました。

放映権やスポンサー収入で左団扇かと思っていました。RIZINのさいたまをフルハウスにして地上波放送で流してる年末大会を見たら、そりゃあ景気良いと思ってしまうのは不思議ではないですよね。

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選手もファイトマネー依存からの脱却を。

これからは場として無観客試合が行われたとしても、国内の場合はゲート収入がない分だけ、場として成り立たせるのが精一杯で、選手のファイトマネーは下がることはあっても、上がることはないのではないかと考えています。

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