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ONE修斗提携で格闘技がようやく産業になる話と昨日の修斗の物語共有の話。岡田祖根二人とも立派でした。

1月27日の修斗後楽園大会でONE日本大会の告知をさせていただきました。

青木真也をウォッチしている方にとっては、青木真也が複数のチャンネルを備えたサイコパスを疑われる性質を持っていることにお気づきだとは思いますが、真面目な青木真也でご挨拶させていただきました。

その証拠に記者会見でもジャケット着用せずに周囲を困らせる青木真也が言われもしないのにジャケット着用です。照れ臭いので冗談っぽく言っていますが、人様の団体でリング上でご挨拶させてもらうっていうのはそういうことだよねって話です。空気を読んではいけないのであって、読めないのは致命傷。死ぬこと以外かすり傷でもあるんだけどさ。

想いは昨日のリング上でのコメントを見ていただければ。
あの短い中で想像するのがいいのであって、全てを解説してもらうのはそれは野暮ってもんだと思っています。少しは想像して自分で考えろよ。

ONEと修斗の関係は提携であり、スポンサーするといった内容なようです。
インタビューを読めば大体の選手が知りたい内容は把握できるはずです。

要約すると修斗のチャンピオンになればONEと契約できるよ、修斗のチャンピオンとしてONEと修斗両方で戦うことができるよ、お金は正当に支払うよってことです。本当に掻い摘んでなので、関係者の方々は突っ込まないでね。

チャンピオンはONEが契約する権利を持つ契約にも聞こえるので、ONEを目指さない選手(UFCやRIZINを目指す選手)は修斗のベルトを頂点にしたストーリラインから外れてしまうことにもなるので、他の団体を目指す選手もそこに通じる道を既存の日本の団体が用意できるようにしてほしいところではあります。多様性があったほうがやる側にとっても見る側にとっても豊かだと思うので。そこら辺のバランスは格闘技業界でとってほしいと思うし、僕もそのような見方を提案していこうとは思っています。

まあここにきて、UFCを愚直に目指す田中選手や佐藤天選手がかっこよく見えることはONEを目指す世界観があるからであって、それだけでも業界にとっていいことだなって思っています。

個人的な思いとしてはようやく、日本の格闘技業界も当たり前に近づいてきたなって思うし、産業として成り立つような希望が持てるし、歓迎です。

2006年に修斗でチャンピオンになった時にこれで食えないことに愕然として、警察官になって、PRIDEに行った時の想いを僕は忘れないし、あのときの、修斗で食えたらプライドにもいかないし、修斗で年間4試合してせめてサラリーマンの年収くらいもらえないものかと思いました。その思いがあるからこそ、今回のONEサポート話はいいことだと思っているし、格闘技が仕事になる人が増えるといいよねって心から思います。これが産業化するってことだと。

昨日の修斗の試合で思った話をいくつか。
割とチャンスがあるというか、作り方でチャンスがあると感じました。

清水清隆対前田吉朗。
この試合は同門の側面や、ベルトへの想い、この年齢まで続ける意味など観る側と共有できたら、盛り上がれるお互いに幸せになる要素があるにもか関わらず、ただの一戦になってしまっているように感じました。修斗は競技だから試合だけでいいのかもしれないのだけれども、それをやり続けてきたのが跳ねなかった理由であり、オレがメシ食えなくてイヤになった理由にもつながります。

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