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祝 青木真也「東スポプロレス大賞技能賞」受賞 プロレスラーとして認められたの巻

青木真也が「東スポプロレス大賞」の技能賞を受賞しました。
いつも応援してくださる皆様のおかげです。

賞やタイトルに無頓着な僕ですが、真摯に取り組んできた「青木真也のプロレス」が評価されたことが素直に嬉しいです。受賞の連絡を受けたときには珍しく込み上げるものがありました。久しく忘れていたじわりと体温の上がるあの感覚でした。

青木真也は現代プロレスにおいて好き嫌いの分かれる異種なことは承知していて、ときに風当たりが厳しいこともあるのですが、何があっても自分の信じるプロレスを追求してきたから、技能賞受賞で「青木真也のプロレス」が認められたのは嬉しいです。青木真也のプロレスが認められたのだから、胸を張って青木真也のプロレスをします。これからも青木真也が考えるプロレスを探求していきます。

今回の受賞は青木真也だけの力ではありません。プロレスは1人ではできない団体戦です。主戦場とさせて頂いたDDTと年に何回かチャンスをくれるGLEATのおかげです。KOD王座戴冠から陥落までの上野勇希、遠藤哲哉、HARASHIMA、勝俣瞬馬、クリスブルックスと一緒に獲った技能賞だと思っています。僕は強さを打ち出して防衛ロードをやってきて、遠藤哲哉戦後に「おれたちは強い」とDDT内にも外にも投げかけましたが、DDTは強いのです。みんなで胸を張っていきましょうよ。みんなのおかげで取れました。ありがとう。

僕をプロレスが下手な選手という見方もできると思います。それこそ手の込んだ技術も攻防も入れ込まないで、淡々とレスリングをしてギブアップと3カウントを狙うスタイルは現代のプロレスからすると奇異に映るのでしょう。プロレスが闘いでギブアップと3カウントを競うものだとするなら僕のプロレスは基本のプロレスとの見方もできます。プロレスの無駄や矛盾を徹底排除した上で底なしのプロレス沼に飛び込むのが僕のプロレスです。試合への技への意味付けも含めて真摯に丁寧にプロレスをしています。

今回の受賞で誰が何と言おうと青木真也は「プロレスラー」だと胸を張って言えます。僕は僕のプロレスをどこでも胸を張ってやります。それはDDTでもONEでも同じことです。

そこで生まれたのが「フルネルソンホールド」です。格闘技の練習でも首を攻めるネルソンを大事に使っていて、フルネルソンでの抑え込みも使うのですが、プロレスルールではそのまま背中をつけさせて3カウントをとってしまおうと考えて生まれたのが「フルネルソンホールド」です。プロレスでは投げ技に繋げてドラゴンスープレックスと行くのが主流ですが、抑え込みにそのまま繋げたほうがクラッチも緩まずに強いと僕は判断して、「フルネルソンホールド」が誕生しました。無駄を排除してプロレスに真摯に向き合ったが故にできた基本過ぎるほど基本の必殺技です。この技が僕を助けてくれました。

今回のプロレス大賞技能賞受賞は心から感謝して嬉しく思っています。この受賞に驕ることなく、取り組みを変えることなく懸命にプロレスと向き合って行きます。この度はありがとうございました。

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