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MMAレスリングってジャンルを2021年の夏に改めて。
レスリングが占める役割が多いMMA。
打撃とレスリングが主。その他の要素は付属程度ではないかとさえ思ってしまうのが現在のMMAです。アメリカ発のMMAが現在主流のMMAなのだから、アメリカの文化であるボクシングとレスリングの価値観が軸となるルールに落ち着くのは自然です。
MMAではテイクダウン(相手を倒して下にする)が試合を左右するから、テイクダウンを巡る攻防に注力します。テイクダウンが軸にあって、テイクダウン軸を中心に打撃があって、グランドがあるので、テイクダウンとテイクダウンディフェンスが重要です。
単純な打撃の攻防とは別物です。相手が倒しにくることを視野に入れた打撃になるし、打撃の先に倒す攻防を考えた打撃になります。大雑把な話だけど、ストライカーは相手のテイクダウンを遮断したら自分のゲームです。その逆はグラップラーはテイクダウンに成功したら自分のゲームです。
テイクダウンの攻防を制するか否かが勝負の分かれ目なのです。
テイクダウン=レスリングと思考になって、レスリングが大事だと言われます。レスリングの重要度はわかっているのですが、レスリング=アマチュアレスリングとなって、レスリング競技での実績を軸に語られます。
レスリングはMMAで大事だ。本当に大事。下では勝てない。
下から攻めていた僕が徹底して上のポジションを選択するために動くほどレスリングは大事なのです。誤解を恐れずに雑に言えば、レスリングありきです。
ただMMAの中ではレスラーがテイクダウンを取られる局面が多々あるのです。これがMMAのおもしろいところで、打撃が入ったり、グランドが入るとレスラーがテイクダウンを失う局面を目にすることは珍しくありません。
最近の試合だとPFLでクリスウィードがレスリング実績で勝るバッバジェンキンスに対して、スクランブルの末に最終的に上を取るゲームを進めたのが印象に残っています。
レスリング=上を取ること
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