敗戦から１週間。結局は格闘技と仕事でしか人生解決しないよねって話。

試合から１週間。

控えめに言っても、ダウンな日常を過ごしておりました。
実家に帰れば両親の優しさに涙を流し、東京で独りでいれば孤独に耐えきれずに全てを投げ出したくなります。夜は２−3時まで眠れなかったりするし、漠然な不安で体全体が水圧で締め付けられるような感覚を覚え、ただただ不安な時間を過ごす。朝が辛くて起きれないのに、眠ることはできない朝を過ごしていました。当然、何かがなければ家の外に出るわけでもなく、本当にダウンな日々でした。

どうやら敗けた人間には声をかけ辛いのか、連れ出しても話題にならないのかで敗戦後にお誘いを受けることは少ないです。その中でも鬼澤さんが誘ってくれたり、静岡では一学年下の同門が誘ってくれたり、静岡の友人が声をかけてくれたり、大物コピーライターが打ち合わせと称して食事に誘ってくれて助かりました。

本当にありがとう。
試合後の辛い時間を一緒に過ごしてくれた恩は忘れません。
連絡をくれたみんなも本当に感謝しています。ありがとう。もしも誰も連絡くれなかったら死んでたかもしれない。

鬱屈した日々を解決するのは何か。

金曜日に練習を開始しました。本当はすぐ練習をしたいのだけれども、ノックアウトされていることもあって練習を休むように命じられていたからです。ずっと練習がしたくてもできないのがストレスでした。ちょうど試合後で仕事が抜けていたこともあって、熱中することのない日々を過ごすのは本当にストレスでした。

練習と仕事がいちばんの精神向上薬。

練習と仕事がいちばんの精神向上薬です。このクスリは本当にアップ効果があるし、キマります。嫌なこととか忘れることができるし、練習をした今は昨日よりも精神が安定しています。幸いなことに日曜日も月曜日も仕事が入っているので、またキマることができます。安心。

そして今日の練習メンバーは格別でした。

オレたちはファミリーだ。 pic.twitter.com/rYHG8kbHww

— 青木真也　shinya aokiストロング本能 (@a_ok_i) May 24, 2019

いつもの青木、北岡、松本、八隅、田中の固定メンバーに矢地さんと横山さんが来てくれていい練習ができました。軽くやる予定がしっかりやってしまいました。単純に楽しかった。この気持ちがあるうちは選手できると思っています。

仕事の報酬は仕事だし、仕事の借りは仕事で返す。

結局さ。カネを使っても何も解決しないし、高価なものを買っても何も解決しないです。仕事のことは全て仕事で解決するしかないし、敗けたんだったら次は勝って、いい思いをするしかないです。それはそのときの思い出でしかないし、その繰り返しではあるのだけれども、闘い続けるしかないのです。