▪︎「俺の『DREAM』はもう終わった」

▪︎「俺の『DREAM』はもう終わった」

——それだけ、ホント終わってもいいと思っていたんですね。
青木 ホントそんな感じでしたね。
——そこまでの思いがあったとは、まったく思ってもみませんでした。
青木 だからあの当時、ホントに僕は辞める気だったんですよ。そのくらい思うところがあったし、腹に据えかねる思いもしていたし。「俺の『DREAM』はもう終わったから」って実際言っていましたからね。
——控室に帰ってからはどんな感じでした?
青木 仰向けで寝るような感じでしたよね。とにかく疲弊していたから。
——絵に浮かびます。
青木 そこに加藤さんが来て、「よく頑張った」とかそんな言葉を言ってくれたんです。
——『過激な恋愛』によると、「加藤さん、もう僕は試合をしないから」って改めて言ったんですよね。そしたら、「わかった。まあ待て」みたいな会話になったっていう。
青木 そうなんですけど、よく考えたら僕は、その控室で加藤さんに言ったんですよ。「加藤さん、僕はバクチに勝ちましたから」って。
——そのくらいの一か八かを乗り越えた感があったんですね。
青木 そう。それと「加藤さん、ここからの主導権は僕にありますから。だから僕はもう試合をしませんから」って。
——そこまで言ったんだ。それで「わかった。まあ待て」につながるんですね。

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