【8】時と場合の感度。
旦那サンは
私と出会うまで
レタスとキャベツの違いを分からなかった。
ほうれん草と小松菜の違いも見分けられなかった。
そんな旦那サンでも
白菜は分かるので、
ある日、
白菜を買ってきて欲しいと
おつかいを頼んだ。
すると…
白菜をちゃんと買ってきた。
お!ありがと~!と受けとる。
…でも
この白菜、いつになく
虫、めっちゃ付いてない?
すんごい、虫食いの穴いっぱいだし…
あそこのスーパー、こんなのしかなかった?
珍しいなぁ。
とブツブツ言いながら白菜を洗う私。
すると旦那サンは、こう言った。
『ちゃんと選んできたんだよ。
虫がいっぱい付いてるヤツを。』
ん?( -_・)??
聞き間違いですか!?
どういった勘違い?!
どういった困らせ方?
どういったイジワル?
この日から3週間さかのぼる…
旦那サンの実家へ行ったとき。
おじいちゃんが手塩にかけて育てた
採れたての白菜を
頂いて帰って来た。
おじいちゃんは
年中、畑で野菜を育てている。
茄子やピーマン、トマトに白菜。
季節感溢れる畑だ。
おじいちゃんは
『農薬まかずに育てとるから、
虫がついとると思うけど、
イイトコだけ、食べてな!』
と言って3玉もくれた。
わたしは帰って来て、
台所で
虫食いの白菜の土を落として洗っていた。
旦那サンが隣で
おじいちゃんの白菜の虫食いを見ながら
なんだか、すまなそうに
少し申し訳なさそうにしていたもんで
私はこう言った。
『虫が食べるほど美味しいってことだよ🙆✨』
これはお世辞でもなく、
確かに私が思っていること。
でもね、でもね。
スーパーで虫がついている白菜の方を
選んできて欲しい!!
ということではないんよ。
んー。言葉って難しい。
理解のポイントは人それぞれ。
聞き取り方、
受けとり方は自分次第。
素直がいいのか
斜に構えた方がいいのか
時と場合。
その
時と場合の感度も自分次第。
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