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83-CとJ.Manoの真実

adidasの人気アイテムに刻まれた、83-Cとj.manoのストーリー

[83-C TRACK TOP(black)(BK7529)

70〜80年代のアディダス のデザインが好きで、子供の頃から今に渡って当時から続くデザインのスニーカーやジャージを愛用している。スニーカーは、、もう数え切れないほどあって、でもしっかり履いている。

https://m.facebook.com/akihiko.nagumo.5/albums/794208807297614/

何年か前に、僕が中学の時に死ぬほど気に入って着ていたジャージの復刻デザインのウインドブレーカーが発売になったので早速手に入れて着ていたのだが、

これがそのジャージ1982年ごろ着ていた。
これがその復刻デザイン、ちょっと違うけど似たような配色とデザインで非常にグッと来た。

で、この端っこに口開けて写っている当時まだちっこかった娘2号がいまや中学生となり、最近これを気に入って着ていくようになった、まだダブダブなんだかそれで良いんだそうな(⌒-⌒; )、それを見た高三の娘1号も「何それ可愛い貸して」とかはじまり、、詰まるところすっかり取られてしまったのだ。

これはチャン、いや困った。是非とも新たに自分のものを探さねばならない。という事でまたクラシックラインのジャケットを探していたらこれに行き着いた

adidas【adicolor】
[83-C TRACK TOP(black)(BK7529)
である。

ギリギリ最後の在庫が手に入った。

カッコいい、、たまらん。。
この水平基調のラインの入り方、スリムなシルエットとトレフォイル。ストライクなのである。娘達に奪われたシャカシャカしたウインドブレーカーとは違って、こちらはおしゃれジャージ的なタウンユース目的な感じのものだ。

本題にはいる。

アディダスはスタンスミスとかべッケンバウアーとか著名スポーツ選手の名を冠したモデルがちょいちょいあるのだが、83-C ?なんじゃこの数字、そして左肩にはJ.Manoの刺繍、誰じゃそれ。

カッコいいんだけど、どんな意味のモデルなのかまったくわからなかったので調べてみた。これが一筋縄ではいかず、日本語のサイトにはまともに説明があるページはなかなか見つからない、、それどころか「83-Cってどういう意味ですか?」という質問に、「アディダス の古い三つ葉のロゴマークの事だと思います」とか書いてあるページもあり、、おいおいそれはトレフォイルって言うんだよ、何言っちゃってんだよ、と呆れたり。それでも諦めずに探索を続け、非常にスッキリするページにたどり着いた。

それは海外のページで

ADIDAS 83-C COLLECTION

WHO IS J.MANO?


というヘッダー、これだこれ!という事で頑張って読んでみた。この文献によると、

アディダスのある責任者が新しいアイデアやインスピレーションを求めて来日、古着屋を巡っているときにこの胸に「83-C」というエンブレム、肩に「J.Mano」という刺繍のはいったATS-30という70年代に作られたジャージに出会ったのだそうだ。これはそれを着ていたエンドユーザーのオリジナル仕様だったようで、83-CもJ.Manoも意味不明、

ただそれを見て、「おー!これカッコいいじゃん」となり、「次のコレクションに加えよう!」と言う事でこのそのままこの意匠がアディダスのプロダクションとして生まれたという話だ、。なんてこった!!!

まあアイデアやインスピレーションを求めて来日していた訳だから、それに出会ったという事なんだろう。しかし日本的なデザインとかでは全然ない直球勝負、、まんまじゃん、、
正確にはわからないが時は文化花盛り80年代の事である。

実際にこれが世にでると大ヒット!セレブも愛用するなど大人気モデルになっていった。生産された数も少なく中古価格も高騰していくという伝説のモデル誕生だ。

さて、アディダスとしては頑張ってこの83-CとJ.Manoについても調べたんだそうな、そして判明したのは83-Cは「メキシコの83-C競馬場」、肩の刺繍J.Manoは「そこに勤めている謙虚な整備士さんの名前」だったという。なんとまあ、、

その後2001年にこの83-cのシリーズは復刻、やはり速攻で完売したのだという。その後ちょいちょい復刻を果たし、今回僕が手に入れたのは2021年に何度目かの復刻を果たしたモデルである。2016年にも復刻があったようだが、それ以外の資料は見つけられなかった。オークションサイトに行くと色々なモデルを見ることができるが、今回僕が運命的に手にれた配色は完璧にいまの自分の好みの物だった、いやあ嬉しい^_^。

そしてなにより調べがついてスッキリした。

しばらくして日本語でもしっかりめにこれを説明しているページも発見、知りたくなるよね、やっぱ(^^)

伝説のプレイヤーから生まれるモデルもあれば、センスや奇跡的な出会いから生まれる伝説もある。

なんか自分でもやってみようかなとか思ってしまったよ(^^)、伝説のカメラストラップとかになったら面白いよな。

83-C競馬場のJ.Mano整備士モデル、という事だった。


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