2024年3月に見たライブ(USG/テナー/KEBABS/XIIX/よだか)
05. 03/04 UNISON SQUARE GARDEN「UNICITY Vol.2」@Zepp Haneda
こちらに書きました。
06. 03/09 ストレイテナー「Silver Lining Tour」@Zepp DiverCity
昨年からずっと続いているツアーのセミファイナル。ホリエくんも言及していましたが、このツアーはセットリストが毎回けっこう変わっていて大変だっただろうなと思います。「もう聞けないんんじゃ?」って思ってた曲がナチュラルにぶち込まれてびびったり、最新のかっこいい曲もあるし、あの頃の俺たちが熱狂した曲があったり、オールタイムベストみたいなとっても楽しいツアーだったなー。満腹感がすごい。
昔の曲も今の曲もそれぞれ良いところがあって、区別なくワクワクしながら聞けるの最高。ジャンルも多岐に渡っているから、単純に「アゲ曲」or「バラード」という線引きではない。そこがテナーの魅力だなと改めて思いました。
・整理番号が130番台とダイバーシティクラス(約2,700)だと割と良い方だったので、開演まで長いことを覚悟してオンタイムで会場に入り、2段目の最前をゲットできたので視界良かったなぁ。待ったかいがありました。テナモバありがとう。
・1曲目は「ネクサス」。他の会場のセトリをチェックしていないのだけど、全会場そうなのかな。1月の横浜でホリエくんが盛大に出だしでつまづいたことを思い出しましたが、ツアー終盤だしさすがに安定していた(笑) このアレンジ好きなんだよな。最初ゆったりで途中から疾走感に溢れ、熱量が増す。
・「WHITE ROOM BLACK STAR」が聞けて嬉しい。久しぶり過ぎてびっくりしました。「THE REMAINS(2005年)」のc/wで発売された時からずっと好きだけど、最近遭遇する機会がなかったので。穏やかな空間からサビでバーン!と上へ上へどんどん突き抜けていくような、どこまでもピュアな音が広がっていくような展開が好きです。テナーの音楽って、歌詞での詳しい説明がなくとも絵や色が頭に浮かんでくる。「I seek for---」でホリエくんが伸ばしっぱなしに歌うところも良い(ライブアレンジ)。
・「Toneless Twilight」も同じく。ピアノの綺麗な音色が、楽曲の世界を煌めかせる。静かめな曲かなと思わせつつ、サビのエモーショナルな爆発力がたまりません、永遠にライブでやって欲しい大好きな曲。ホリエくんはギターよりピアノ弾いている時の方が好きなんだよなぁ。
・個人的ハイライトは「BLACK DYED」からの「DONKEY BOOGIE DODO」の「横ノリのテナー最高ー!フー!!!!!」タイムでした。
「BLACK DYED」をこれまた久しぶりに聞いたのですぐにタイトルを思い出せなかったのです。でもあのかっこいいファンク風のリズムを身体が忘れるはずない。めちゃくちゃ滾りました。
「DONKEY BOOGIE DODO」はそれぞれの楽器の音も立っていて、掛け合いも楽しい。リズム隊の迫力とセンスに胸キュンです。ホリエくんのドスの利いた「踊れぇ!」も激熱だった。
この2曲、横揺れリズムながらも身体の奥底から沸々と熱い気持ちが沸き上がり、叫び出したいほどの衝動に突き動かされます。横揺れでこれほどまでにフロアを熱狂させることができるのは、成熟した大人のロックバンドの魅力だなーと思ってめちゃくちゃハッピーで誇らしい気持ちになりました。ストレイテナー、かっこいいねぇ。
ライブ後に私とファン歴が同じ(2人時代からファン)友達に感想を聞いたら、彼女もこの流れが一番好きだったと言っていて嬉しかったです。だよねー!
・「BRAND NEW EVERYTHING」も久しぶりに聞いてHAPPYな気持ちに。OJのコーラスが美声で、ホリエくんと2人の並びのバランスが良く、2人がギターフォークデュオを組んでも楽しそうだなと妄想してしまった。
・「Silver Lining」好きだなー、ここ何年かの新曲の中で一番好きだなー。テナーにありそうでなかった感じ。サビでダンサブルになる展開が好き、心弾む。OJのスワイプ仕草を今日も確認する。
・OJのギターが色々アレンジが変わっている気がしていちいち楽しかったです。OJ加入前の曲は音源に耳が慣れているせいもあるけれど、一緒にたくさんやってる曲も「あれ、ギターこんなフレーズだっけ?」って、ちょいちょい引っかかって面白かったです。OJのことだから色々工夫しているのだろう。「MAGIC WORDS」の間奏がだいぶエバーグリーンな雰囲気でニヤニヤしてしまった。おしゃれー。
・アンコール1曲目はファン投票で1位になった曲。台場は「GUNSHIPRIDER」です。調べたら前回は2021年の「Crank Up TOUR」新木場でやっていますが、私はこのツアーの新木場が外れたから聞けていない。その前は2013年になるので、私は2013年の武道館以来のガンシップだった。また会えてすごく嬉しいよ!
「うぉー!!!うぉーおー!!!」っていうイントロのシャウトから一気にMAXへテンションがぐわんと急上昇する。あの当時よりも大人びたホリエくんのラップが心地よい。初期のシンプルアレンジな曲だから、オシャレギターが入ってくるのが耳に付く。当時はなかったアレンジに、「OJー!!!グッジョブ!!!」って思いました。無事に真空を付け抜けて感無量です。
この曲聞くとsmorgas思い出しちゃうな。確かインスパイアだった気がしています。来門、元気かな?
ファン投票が全会場違う曲が選ばれたから大変だった、とホリエくん。4か所ぐらい「YES,SIR」になると思っていたシンペイ。全曲「YES,SIR」でいいんじゃないか、と言うひなっち(笑)私も同じく被ると思っていたので、キレイにばらけたから、バンド(スタッフ)のやらせなのか?とちょっとだけ思ってた、ごめんw できれば全会場のレア曲を聞きたかったわ。「T.W.D.A.L.L.A.」なんて次いつ遭遇できるんじゃろ、テナマニでやるかな?
・横浜でボーカルが2重に聞こえるマイクエフェクターみたいなのを何曲かで使っていて珍しいから気になったのだけど、今日は使っていなかった気がする。(横浜の該当曲は今日やっていなかったからかもしれないが。)
・「1つになろうぜお台場!」って、確かメロストの前にホリエくんが客席に呼びかけていた。彼らが尖っていた時代からのファンなので、いまだにホリエくんが客寄りのMCをすると「ひぃぃぃぃ恥ずかしいぃぃぃ!」ってなってしまってすみません。「大丈夫です!間に合ってます!(何が?)」って思っちゃう。
あと突然「トーキヨー!!!(外タレ風)」って叫んだりして、キャラ迷子みたいになっているホリエくん、メンバーに突っ込まれるホリエくんが愉快でした。リハーサルでも珍しく「オッケー!!!」って大声を出してメンバーが驚いていたそうです。(普段は小さな声で「…的な。」と言うのが恒例。控えめなOJが「もうちょっとリハしたい」と言いやすい空気を作るため。笑)
セミファイナルでリラックスしていたのかもしれません。初日の横浜でも「ケイティー!!!(KT Zepp Yokohama)」って叫んでたけど(笑)
・あと先日のオーラルとの対バンで「最後の曲です」って言ったら何も返しがなく、「今の空気感だけ覚えて帰って下さいw」って言ったら客席が沸いた、動揺して「シーグラス」のコード間違えたっていうMCに笑いました。対バンの面白さ(笑)
・8月にテナマニ(東京&大阪)が発表されて嬉しい。東京のチケット取れました、テナモバありがとう♡
07. 03/11 F.A.D YOKOHAMA presents THE SUN ALSO RISES vol.247
THE KEBABS / SCOOBIE DO
こちらに書きました。
08. 03/18 XIIX presents Eleven Back vol.2@恵比寿ガーデンホール
GUEST:androp
09. 03/19 XIIX presents Eleven Back vol.2@恵比寿ガーデンホール
GUEST:秋山黄色
こちらに書きました。
10. 3/28 多次元制御機構よだか presents 「COCKPIT」@下北沢シェルター
「多次元制御機構よだか」の東京初ワンマンを目撃。昨今、誰かの初ワンマンという華々しい舞台に立ち合う機会は滅多にないので嬉しいです。シェルター来たの3年ぶり。その3年ぶりの前は15年ぶりだった。ちょっと埃っぽくて、ちょっとタバコくさいシェルターのにおいが懐かしくてにやけてしまう。地下のライブハウス「シェルター」と「COCKPIT」っていうタイトルの相性も良いですね。秘密基地っぽい。よだかのフレッシュさと、自分の懐かしいと思う気持ちが混ざり合って、今もなおシェルターでかっこいいバンドのライブを見て感動できるの最高だなと思いました。
・よだかのライブを見るのは3回目です。サポートは田淵智也(Ba)と鈴木浩之(Dr)で変わらず。当たり前ではありますが、林くんが今まで見た中で最もすごい熱量だった。歌ってギターを弾いて、ギターソロも張り切って引き倒して、時にハンドマイクで、果ては客席にダイブして、東京初ワンマンゆえの気合いと嬉しさがさく裂していたように思います。気持ちが前に行くと同時に、声も前へ前へ、ちょっと外したりがなり気味だったり激アツ。
ギターソロの音色がクリーンで潔くて、私好みでいいなぁといつも聞き入ります。特に「INTERNET LIVING DEAD」の切なく歌い上げるソロが好きです(ベースもブンブンしててかっこいい)。
・「蛞蝓」「ミルキーウェイ・トラフィック」はライブで初めて聞きました。「蛞蝓(なめくじ)」は、このメンバーで初披露だったそうです。読み方がわからず、グループラインで「蛤(はまぐり)」「蝸牛(かたつむり)」だの言われるので、林くんが「蟷螂(かまきり)」だとふざけたそう(笑)
よだかの曲の中でもちょっとダークな雰囲気があって、音数も少な目、テンポもゆっくりで面白い曲。ゆっくりでも、浩之さんのシャープな刻みがアクセントになっていてかっこいい。
「ミルキーウェイ・トラフィック」はサビの田淵のコーラスが綺麗で印象に残りました。全体的に田淵コーラスの出番も多いですが、高音の良さが生きていた。次もまたライブで聞けるといいなー。
・「飛鯨五十二号」のイントロで鳴ってる可愛いキーボードの音にきゅんとする。よだかの曲は青春らしさ満載ですが、中でもこの曲が私の琴線に最も触れるのです。浮遊感のあるイントロから、疾走感あるサビへ突入していく展開が好きで、聞いていて自然とにこやかになってしまう。まるで青春を疑似体験しているかのよう。
・青春と言えば「曲名」もかなり痺れます。「飛鯨五十二号」の方は主観的に楽しんでいるところがあるけれど、「曲名」は他者(林くん)の青春を眺めてウキウキしている感じがあるのです。サビを思い切りためて歌っているところも熱くて良かったな。
・私が見た前回のライブ(PARA-LYZE)ではセトリ入りしていなかったので、楽しみにしていた「天國」。心のミラーボール回すお時間。林くんがハンドマイクになってステージを縦横無尽に。サビではしっかりギターを装着してギターソロ引き倒し。お客さん皆で「再見!」言うのはやっぱり楽しかったです。
・新曲「ヒーロー」が解禁されました。真っすぐでよだからしい曲だなと思う。よだかは青春真っ盛りであり、どこか懐かしくもあります。シンプルな3ピースで普遍的な良いメロディー。懐かしいのは、林くんが今まで聞いて来た音楽と、自分が聞いて来た音楽がどこかしら被っているという点もあるのかもしれません。
・田淵と浩之さんは、サポートという立場なので、ケバブスの時とは異なる様相なのも私的は見どころです。
浩之さんは、Schroeder-Headzのサポートの時に近い(私はシュローダーとケバブスでしか見る機会がないので比較対象が少ないですが)。ドラムが上手の前方に配置されるので、ケバブスの時よりも断然至近距離で見れるので、ど迫力です。ドラムが近い位置で見れるって、いいよなぁ。ケバブスだと素で楽しそうな笑顔がたくさん見られますが、今日はやっぱり良い意味での緊張感のある浩之さんでした。
田淵はきっとお酒を飲んでいないはず。しっかりサポートをしないといけないというキリっとした真剣な表情が随所に見られます。一方で、「なぜ君はそんなに幸せそうな顔をするのだ?」という、思わず目を見張るような良い表情がたくさん見られるので、表情フェチの私としてはえらく感動してしまうのです。ユニゾンでもそんな時はありますが、ちょっと違う。ユニゾンやケバブスと違って、自分がファンのバンドで、小さなライブハウスで、ピュアに演奏できる幸せってあるんだろうな。素敵なことだな。
ステージの際まで出たい田淵、マイクスタンドを前にセッティングしてコーラスしたり(たまにユニゾンやケバブスでもやってる行動)、林くんと向かい合って引き倒す熱血っぷりも見せてくれました。
・「或星」は聞く度にどんどん心に染み入るような気がしています。自分がノスタルジーを感じるライブハウスで、ノスタルジーな曲を聞いたから、今日は余計に。「くたびれた街が 夕焼けに塗り潰されていく」で、照明が柔らかなオレンジに照らされたのがダメ押しで、鼻の奥がツーンとしました。
・本編最後に「システムオールグリーン」が演奏されたので、「あれ?1曲目もシステムオールグリーンじゃなかったっけ?」と思いましたが、1曲目もそうでした。持ち曲が少ないからね、新人バンドの特権(笑)
・アンコールでも、人気の「天國」と「夜間飛行」が再び。「天國」(中華風味)では林くんが張り切ってヌンチャク回してたけど、お顔に少し当たっていて可愛かった。
小さなライブハウスで、ぐちゃっとなるこの感覚が愛おしい。近頃はこのクラス(250人)のハコでライブを見る機会が減ってしまったけれど、やっぱりいいなぁ。音も近いし、演者の表情も近いし、心の距離も近い感じがするよね。
・TikTokなどからヒット曲が当たり前に生まれる時代となりましたが、私は新人バンドが小さなライブハウスで奮闘している時代に馴染みがあるので、よだかみたいなフレッシュなバンドのフレッシュな姿を見ると、嬉しくてたまらなくて懐かしい気持ちでいっぱいになりました。こういうバンドが今なお存在していることや、それを見て感動する自分の気持ちを大切にしたいなと改めて思います。
下北沢の街は、私がよく来ていた頃とすっかり様相が変化し、たまにしか来なくなってしまったので、いまだに全然慣れません。でも、私の好きなライブハウスで起こる出来事は、何にも変わらない。過去の色んなことを思い出して、私のロックバンドやライブハウスへの愛情を再確認させてもらって、ありがとうという気持ちで会場を後にしました。
「蛞蝓」と「飛鯨五十二号」の順番逆かも?「蛞蝓」の特徴的な終わり方と、「飛鯨五十二号」のイントロの浮遊感に繋がるのがピッタリで良い流れだなぁと思ったので。
でもセトリ覚えてる人すごい。ありがたい。若い頃は覚えられたけど、年々本当に覚えられなくなっているよ。
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