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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その31 感情のガイダンス

こんにちは、このシリーズの作者のマッキーです。
ここのところ、エス太とソラは感情についてあれやこれやと話していましたね。
ここでもう一度、感情について、確認していきたいと思います。
よかったら、カフェオレでも飲みながらゆっくり読んでいってくださいね。

感情は、人生をより軽やかに、抵抗なく進むためのナビゲーションシステムでした。
そして、そのナビゲーションがあれば、僕たちは望む人生を体験できる、この人生をやっていけると知っていました。
僕たちは生まれてくる時にたった一つだけ「感情」を持って生まれてきたのです。
ただ、学校では感情の使い方など誰も教えてはくれません。
そうして、時には感情に蓋(ふた)をすること、我慢すること、怒りが悪いことなど、様々な教えの中で感情の本当の使い方を忘れていってしまいます。

子供たちを見てください。
子供たちは大人よりもはるかに感情のガイダンスの使い方を知っています。
自分に絶望感や、無力感、無価値感を感じそうになると、怒りをあらわにします。
それは自然と感情を上げようとしているのです。
自分にはできることがある、力があると主張している状態です。
そうしているうちに今度は急にご機嫌になったりと、子供たちは自分の力だけで感情のスケールを上げていくことがとても上手です。

感情のスケールは、無理して覚える必要はありません。
自分が今、感情のスケールのどこにいるのかを詳細に知ろうとすると難しく感じてしまうからです。
どんな人でも、自分が今、気分がいいのか、気分が悪いのかはわかるはずです。
そして、今いるところより、1mmでも気分のよくなることを探してください。
気分のよさを味わっていると、人生はうまく回り始めます。
これが、感情の使い方です。
望む人生に対して抵抗の少ない道を進んでいれば、気分のよさや、ポジティブな感情を使って教えてくれます。
時に抵抗の少ない道から外れそうになると気分の悪さや、ネガティブな感情を使って教えてくれます。
これらのナビゲーションシステムを、僕たちみんなが持っているのです。

今後、皆さんが人生で迷いそうになった時、自分の感情に意識を向けてみてください。
親でも、先生でも、上司でも、周りのどんな大人でもなく、一番の答えは自分の中にあります。
そして、答えは絶え間なく、ずーっと与えられ続けています。
選択に迷った時は、より喜ぶ方を選択してみてください。

人生の選択において、正解はたった一つだけだと思うと、選択をする時に緊張感が生まれますよね?
安心してください。正解は一つだけじゃありません。正解は無数に用意されています。
そして、失敗や無駄なことなどは存在しないのです。
望まない体験からは、望みが生まれます。
強い望まない出来事からは、より強い望みが生まれます。
そして、それらの望みはやがて叶います。
だから安心して、自分がより喜ぶ選択をしてみてください。

自分に価値がないと感じる人、自分に現実を変える力がないと感じる人も感情を意識してみてください。
ネガティブになるのならば、内なる自分の意見とは違うことを教えてくれています。
内なる自分は、自分に価値がMAXであり、自分にこそどこからでも現実を変える力があることを教えてくれています。
そう、皆さんには価値があり、力があるのです。
もう一度言います。皆さんには価値があり、力があります。
僕の言葉を信じられないかもしれません。
それでもいい。

自分を信じてみてください。

今後、何かに迷う時は、こんなふうに感情を使ってみてくださいね。
それでは、また。

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