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おとうさんからたいせつなきみたちへ 30 「望まないことにはフォーカスしない」

望まないことにはフォーカスしない

ソースは君がフォーカスした物を与えてくれる。
例えそれが望まないことだとしても、フォーカスし続けると、その望まない現実をソースは与えてくれるんだ。
「引き寄せの法則」を世界中に広めるきっかけとなった、「ザ・シークレット」というドキュメンタリー映画がある。
その映画の中で、マザー・テレサのことに触れていた。
当時絶大な影響力を持っていたマザー・テレサに「反戦運動に参加してほしい」という依頼があった。
その時、マザー・テレサは「反戦運動には参加しません。平和運動になら参加します」と言ったらしい。
この「反戦運動」と「平和運動」の違いが君にはわかるだろうか?

「反戦運動」は「戦争との闘い」を表している。つまり「戦争」にフォーカスを向けてしまっているんだ。その時、その人は今起きている現状を観ている。
その人が引き寄せているのは「さらなる現状」であり「戦争」だ。極端かもしれないがそういうことだ。
「○○との闘い」はより、その○○をより引き寄せることを知っていてほしい。
しかし、人はよくそれをやってしまう。そこには自分を正当化したいという気持ちが働くからだ。
病気との闘い、戦争との闘い、誰かとの闘い、社会との闘い、問題との闘い・・・など
もう一度言うが、何かとの闘いは、その何かをより引き寄せることになる。
君は何かと闘わなくていい。自分を正当化しようとしなくていい。ネガティブな現状を観なくていい。

エイブラハムはよく「あなたは現実逃避を教えている」と言われるらしいが、いつも「その通り、まさに現実逃避を教えています」と答えるらしい。
例え、今ネガティブな現状があったとしても、今起こっていることはまったく重要じゃないらしい。ソースとの関係を壊してまでそこに意識を向ける価値はないなんだ。

反対に「平和運動」は「平和」というポジティブな面にフォーカスしている。
そしてそれは現状を無視して「未来」にフォーカスしているんだ。
そこにフォーカスを向けたとき、「平和」を引き寄せている。
きっとマザー・テレサはこの世界の仕組みを知っていたのだろう。

コインに表と裏があるように、物事には必ず二面性があり、君が体験する現実にも必ずポジティブな面とネガティブな面がある。
そのどちらにフォーカスし、どちらの世界をより体験していきたいかは君が決めることができるんだ。

もし、君が今とても幸せでポジティブな状態なのだとしたら、「今」をしっかり味わうことはとても良いことだ。
でももし、君の今がうまくいっていないのなら、現実から目を背けていい。君のボルテックスには必ず幸せな顔で笑っている君がいるはずだ。
この世界の仕組みを理解して、是非幸せな未来を受けとってほしい。


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