おとうさんからたいせつなきみたちへ　４８　「豊かさは君に降り注ぐ」

豊かさは君に降り注ぐ

豊かさについて書こうと思う。
お金に関する質問はこれまで数えきれない程の人がエイブラハムにしてきた。
ここで君たちに伝えられることはその中のほんの一部にすぎない。
でも、安心してほしいことは、どの分野においても、答えはたった一つだということ。

まず、前提として、豊かさのエネルギーはみんなに雨のように降り注いでいる。
傘をささなければ、それらの豊かさは受け取れるんだ。
だが、多くの人が傘をさしているから、受け取れない状態にいる。
傘をさすとは、もうわかっていると思うが、抵抗している状態だ。
多くの人は、お金を受け取るということが「とても簡単なこと」だという意識がない。
君にはこの「とても簡単なこと」だという意識を持ってほしくてこれを書いている。そして、そう思うことに対しても罪悪感を感じなくていい。
多くの人は「努力と、苦労と、犠牲」の対価としてお金を受け取れるものだと信じている。
自分ではない誰かや、神に対して自分の価値を証明しなくてはいけないと信じている人が多いんだ。

ソースはそんなものの証明や証拠を求めたりはしない。

君が気分良くなることで傘を降ろし、豊かさの雨に打たれることができる。そして、その豊かさを受け取っていいんだ。
多くの人は傘をさすことに慣れてしまい、豊かさを阻止する方が美徳に感じるために傘をさし続けている。
これが、君たちの周りに蔓延するお金不足の意識を物語っているのだとエイブラハムは言う。
多くの人がこの抵抗を練習してきた。
多くの人はパイをたくさん取ると、他の人のパイを奪ってしまうと思っている。
でもそれは、間違った考えで、そのパイはとても、とても、とても巨大なんだ。それは言葉では表現できないほどに。
このパイの大きさは無限大で地球上の人々はその中のほんの一切れを食べているに過ぎない。
そして、そのほとんど誰も手をつけていないパイを、自分が取り過ぎてしまうことを心配する。
彼らはパイに手をつけることができないので、時には周りの人にも手をつけないように仕向けようとしている。
君は、何も気にすることなくそのパイに手を伸ばしてほしい。
そのパイはみんなが求めた分だけ、みんなに与えられるパイだ。

お父さんから、豊かさにおいて君に伝えておきたいことがある。

お父さんへの流れはお父さんが許可したことに基づいてお父さんのところにやってくる。
そして君への流れは君自身が許可したものによってもたらされる。
君の豊かさはお父さんを含めた親を通して流れてはこない。
その豊かさは最も抵抗の少ない道を通って君に直接流れてくるんだ。
いいか、君は君だけの力で十分に豊かになれる。
それがどのようにやってくるかはとやかく言わないことだ。

実はこれらもエイブラハムが言っていた言葉なんだけどな。

豊かになる方法は簡単だ。
今に豊かさを感じればいい。ただそれだけで、君に降り注いでいる豊かさを受けとることができる。