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ほっぺにチュー
昨日の夜、初めて娘からほっぺにチューをされた。しかも、何回も。
私もギュー、はするけれど、チューは初めてのことだった。
年上のお友達たちと遊んだその一日の、おやすみ前の時間。布団に寝そべりながら、撮った写真を一緒に見ていた。
友達と走ったり手をつないだり小川で遊ぶ様子。楽しそうに嬉しそうに、笑ったりごろごろしながら見終わって、「もう一回見る!」と。
![](https://assets.st-note.com/img/1653922547582-fF4OihoykZ.jpg?width=1200)
二巡目を見ている時に、娘がこちらを向き、顔を近づけてきた。時々するように耳元で何かを囁くのかなと思い、娘の唇が私の頬に触れる直前、ほっぺにチューをするんだな、とわかった。
内心驚きながら娘に向き合うと、ほっぺは紅く、にっこにこな顔で、目は光を強く反射した細い川みたいだった。きっと、嬉しくて嬉しくてたまらないんだな。言葉で表現できないくらい、その嬉しいが体の中にいっぱいになって、今 娘はチューをしたんだな。
その時、一番近づいてきた娘が、すこしだけ離れていったように感じた。
![](https://assets.st-note.com/img/1653922560710-4bPphXQD7Z.jpg?width=1200)
私も何と表現していいかわからないけれど、成長を感じたのかもしれない。
娘がお友達と遊ぶ時、私も一緒になって遊ぶ。楽しくて笑う。そして少し離れて、見守る。また混ぜてもらおう。