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20230604日記(ゲーム『LOOP8』を遊んだ。)

最初に権利表記をしておきます。この後スクショが貼られた場合、全て発売元のガイドラインに基づいた引用となります。Ⓒ2023 Marvelous Inc.

この週末、家にこもって『LOOP8』を30時間ばかり遊んでいました。ガンパレライクなシステムの芝村ゲーということで、近年の芝村さんの小説そこそこ読んでるし半分お布施気分で発売日に購入。飽きずにずっとプレイできるけど、実績埋めを目的とした遊び方しているうちはまだ本当の遊び方では遊べてないなーと感じ続けている不思議なプレイ感のゲームです。とりあえず真エンドっぽいやつとノーマルエンドっぽいやつと個別エンドっぽいの2人分見ました。

タイトル通り、1980年代の8月を繰り返しながらクリアを目指すゲーム、と思いきや、そういうわけでもなかったので以下箇条書き気味にメモをしておきます。

・戦闘が楽しくない
現時点の印象の記録。ゲーム全体として、ゲーム盤は提供されてるけど楽しく遊ぶ為のハウスルールが配られてない状態で遊ばされてる感があるので、実は楽しい可能性もある。PC以外は自動で行動するので、仲間に合わせて、アタッカーに回って最強技連打するか、サポに回ってキャンセル技と味方をガードする技打ち続けるかの2パターンしかやることがない。宮路企画岩垂音楽のゲームなので、グランディア3の戦闘が期待したほどは楽しめなくて僕はグランディアエクストリームを再プレイするね……ってなった記憶が蘇ってきた。

・効率プレイしても楽しくない
ループをシステムに取り込んだゲームだと、周回ごとにリソースを溜め込んでグランドエンドを目指す構造だと思っちゃうけど、全くそういうデザインではない。というか、真エンド到達するくらいこのゲームに慣れた人にはわかると思うのですがゲーム内に用意されている行動選択肢全部取ることを自分に許すと、かなり低難易度で初回1周目プレイから真エンドに到達は可能。ただしその遊び方をすると、公式ガイドの開発スタッフインタビューに書かれているような想定プレイには全くならず、数字だけ見て好感度を一定以上に上げ、テキスト早送りするだけのプレイになり、全然楽しくない。
つまりこのゲームにとっての「ループ」とは、同じゲーム盤を利用して何回も遊べる、という点にあるのだけど、効率プレイ(この場合は全員生存しラスボスを倒せる状況を整えることだけを指す)をすると、その肝心の毎回変化する部分を把握する必要が全くないデザインになっているので、なんかストーリーが薄いゲームだな、くらいの印象で終わると思う。

・既読スキップがない。
早送りはある。ループゲーだと思って遊ぶと既読スキップがないことに苛立つんだけど、1周プレイする間に同じテキストを読まされることはないので、1回ごとのゲーム盤だと思って見れば、いまそのテキストが表示されていること自体が今回のプレイのリザルトとして常に働く。だからないのはわかる。むしろ全テキストを把握するまではチュートリアルみたいなところがある。

『LOOP8』公式サイト より

これは公式サイトのスクショなのですが、JRPGのプレイヤーとして素直にクリアを目指すと全然ここに書かれているような遊びにはならない。めちゃめちゃ大言壮語に見える。個別の体験をした気がしない。それは何故か。
理由はもちろんあって、「見る」コマンドを使ってないからです。

「見る」コマンドを使うと、NPCの直前の行動、その時の気分、欲求が分かるようになっています。しかしこれらを全く見なくても、メニュー画面で好感度の数字だけ見て「提案」コマンドを体力気力ゲージの続く限り連打するだけで好感度稼ぎはできてしまう仕様なので、この周回のNPCがどんな関係でどんな行動をとっているかを把握しないままに真エンドには辿り着けてしまいます。こういうプレイをすると、固定テキストでしかキャラクターの把握をできないので、公式サイトに書かれたような個別の体験には全くならないんですよね。

「見る」コマンドを使わないと全然楽しくならないけど、クリアする上では使う必要がない、つまりこのゲームはクリアを目的としていないゲームだということにプレイヤーが付き合う理由がゲーム内にないのがかなり独特で、このバランスのままリリースしてる理由が知りたいので、もう何ヶ月か経ってから開発者インタビュー読みたいなというのが現在の感想です。

ゲーム内には用意されていないけど、「見る」コマンドを使う理由をプレイヤーがハウスルールとして設定するのはわりと簡単で、「提案」コマンドの連打を制限するだけでいけると思う。

ということで今週はとりあえず実績埋めをしますが、そのうち以下のハウスルールで初回ループプレイをやってみようと思います。多分楽しい。

  • 提案コマンドは1NPCに対し1コマンド1遭遇につき1回(暫定)

  • マップは開かない。NPCの現在位置確認とファストトラベル禁止

  • 訓練禁止。提案コマンドでのNPCとの訓練のみ可

  • 学校には毎日登校する

このくらいかなあ。真エンド到達したらいわゆるシバムラティックバランスモードとしてシステム側で縛りかかったモード出るものだと思っていたらなかったのは意外でした。気が向いたらプレイ日記つけるかも。というか他人のが読みたい。

続き

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