見出し画像

Vol.1_始めまして。大腸がん・乳がんのダブルキャンサー、30代OLです。

2021年5月。大腸がんであるという確定診断を受けました。腫瘍の摘出手術を受け、治療がひと段落。
その後2021年、7月に乳がんが見つかりました。(2021年7月追記)
私の経験を、シェアします。

自己紹介

#ITベンチャー勤務
#30代
#マクロビオティック好き
#健康的な食事が好き
#お酒は嗜む程度
#タバコ吸わない
#通常体型
#大きな病気の経験なし

ざっと、こんな私です。
このキーワードだけ見ると、割と健康的な感じに思えるかもしれません。自分では、健康的な生活をしてきたと思っています。
歩くのが好きだし、一時期マクロビオテックにハマって食生活の改善もしていたし、ランニングも月に何度かするような生活を送ってきました。でも、病気は知らず知らずのうちに、私の体の中で静かに姿を表し始めていたのです。

noteを始めようと思った理由(ワケ)

noteを始めた理由は大きく2つあります。

一つは、自分の経験が誰かの目に留まり、少しでもお役に立てたらいいなという気持ちから。
もう一つは、まだショックが冷めやらぬ自分自身を癒すためでもあったりします。

今まさに告知を受けショックの中にいる方、
治療が始まる前でこの先が不安だという方、
治療後で体と心の傷を癒やしている最中の方、
また、大切な人ががんになってしまいとまどっている方などなど、
ほんの少しでもそんな方のお役に立てたら嬉しい。そんな気持ちを胸に、noteを初めてみました。

次から次に、わからないこと、決断しなくてはならないことが襲ってくる毎日。「事前にこんなことが知りたかった……!」ということを、私なりにメモに取ったりしていました。

初診〜入院前までにやっておきたい手続きやお金のギモンのあれこれは、順を追って記事にしていこうと思います。

退院してから今日でちょうど1ヶ月。まだ完全復帰ではない中ではありますが、少しずつ更新していきたいと思います。

※現在、新たに乳がんが見つかり、8月に手術のための入院が待っています。この記事は2021年6月に書きました。(2021年7月追記)

手術をして「終わり!」ではなかった

noteを始めたのは、まだショックが冷めやらぬ自分自身を癒すためでもあったりします。

それは、手術は終わったものの、全てが「終わった」訳ではないということに向き合うため。どういうこと?と思われる方も多いかもしれませんが、「がん」という病気は、身体的にも、精神的にも非常に大きなダメージがあり、たとえ手術でがんを取り除いたからと言って「これで終わり!」という簡単なことではないということです。

今の私を例えるならば……なにも知らずに乗り込んでしまった物凄いジェットコースターが今まさに「ガタンッ」と乗り場へ戻り、髪の毛はボサボサ、頭は真っ白、は〜!怖かった!と胸を撫で下ろしている。そんな状況の私です。

起こったことや感じたことを整理することで気持ちが整い、瞬間的に受けたさまざまな強さと大きなショックに対して、自分でも気づかないうちにバランスが崩れてしまった心を癒すことに繋がるかもしれないと思ったからです。

どんな方に読んでいただいているかわかりませんが、まず、同じ病気を患った方へ向けて。
告知を受けて、とってもびっくりしましたよね。
手術が終わった方、とっても、大変でしたね。
治療中の方、通院と治療、いつも頑張っていて本当にお疲れ様です。

大切な家族やパートナー、友人、職場のメンバーががんになってしまったという方へ。
とってもショックを受けたのではないでしょうか。
患者さん本人には言えないけれど、とても大変な想いで毎日を過ごされていますよね。

この記事を読んでくださっているということはきっと、働き盛り、学び盛りの年齢で、毎日何かと忙しく、人生まだまだこれからという方ばかりなのではないでしょうか。

私は告知を受けて、手術の直前までたくさん涙を流しました。治療が終わったいまでも、術後の体調の変化やメンタルの浮き沈みの関係で、毎日のように涙を流していたりします。

一方で、30代でこの経験をできたことに感謝というか、貴重な体験をできたと思っています。自分に、生きるということに本気で向き合うことができたからです。

次に、いつどのように病気が見つかったかをお伝えします。


この記事が参加している募集

ご覧いただきありがとうございました。いただいたサポートは、治療完了後、若い世代のがん患者さんのために情報発信するための活動費用にしたいと思っています。