君の幸せが僕の幸せだ
11月4日、ベッドに入って今日のMステを幸せな気持ちで振り返っていたその時。一連の報道を受けて、生きた心地がせず、虚無感と行き場のない苦しみに襲われて、土日を過ごした。親しい人に話すたび声が震え涙が止まらなくなり、キンプるとボーイフレンド降臨はもちろん見ることができず、報道が怖くてテレビをつけることもできなかった。
ただただなぜ?どうして?そんなはずない。これはきっと悪い夢だ。と現実を受け入れることができなかった。
でも、1日1日は平等に過ぎていって、月曜日になっても現実は何も変わらなかった。夢からは醒めなかった。夢じゃなかったから。
いろんな憶測が飛び交うネット世界の中で、どれが事実なのかわからない。だけどわたしが見てきたものを疑いたくないし、わたしはずっと信じていたい。わたしが彼らのことを知り、好きになった時にはすでに話し合いをしていたのかもしれないし、少なくとも発表に至るまでの日々、人知れずずっと重いものを抱えて、それを今まで悟られないように振る舞っていたのかと思うと、胸が張り裂けそうになった。
誰かを責めるとか、何かに苛立ちを覚えるとか、そうじゃなくて、虚無感。私たちの生活には常にKing & Princeが居て、彼らのこと、わかったような気になって錯覚していたけど、彼らの本音も本心も一生わからないし、それがアイドルとファンの関係性だと、そんな当たり前のことを突きつけられて、すごく辛く、とても悲しかった。
だから今年はドームもアリーナもしたの?4周年という半端な時期に全員で作詞作曲したのも、そういう事だったの?Dream inを初めて聴いた時、「時計の針が別れの数字に近づいて 馬車に乗る背中 閉まるドア 最後の一秒まで」この部分に違和感を覚えたのを思い出す。
メンバーといる海ちゃんが1番好きだった。もちろんどんな海ちゃんでも、髙橋海人という人間が大好きなのは変わらないけど、やっぱり5人でいる時の海ちゃんを見るのが1番好きだったんだ。
これからもずっと5人を見ていたかった。5周年、10周年、できれば20周年くらいまで、応援させてもらえたら、って思ってた。こんなことになるなら、誰かの熱愛報道が出たほうが何千倍もマシだし、自担のラブシーンだって文句言わず耐える。1番辛くて悲しいことが起こってしまった。大好きな5人が話し合って決断したこと。責めるとか庇うとか、応援するとか、そうじゃなくて、そうじゃなくて、ただただ辛くて受け入れられない。こんな時にまで自分本位なファンで、ごめんなさい。そう思った。
11月7日。CDTVは収録だった。
いろんなアイドルが出るのを見ているのは正直平気じゃなかったけど、でも、やっぱりどのグループよりもキンプリが全てにおいて1番だと再確認した。
もちろんパフォーマンスも最高で、キンプリにしか出せないグルーヴ感、仲の良さを目の当たりにして、勿体無いなぁ、残念だなぁ、と涙が溢れて止まらなくなった。
でも、そんな事、5人が1番分かってるんだよね。
結局オタクは推しのこと完全に分かることはない、むしろほんの僅かな部分のみで、あとは全部自分の理想の推しを脳内で捏造してるだけなのかも。
いろんな憶測が飛び交ってるし、やっぱり都合のいいように解釈したいし、そう思いたい。
だけど、オタクが思ってること感じてることなんて、もう本人たちはとっくに分かってる、よく分かってる。その上での結論なのであれば、私たちがどうこう騒いだって、どれだけ涙を流して苦しんだって、現状は何も変わらない。きっとそれが、本人たちにとって1番ベストな答え。別れへのカウントダウンはきっとあっという間で、寂しいし、苦しいし、悲しいし、辛いし、切ないけど、5人が大好きだと言うことに変わりはないし、今まで過ごしてきたかけがえのない時間が、彼らのおかげでわたしがより豊かな人生を送ることができたことを証明してくれている。
5人のKing & Princeを大好きな自分を絶対に否定したくない。最後の1秒まで、信じていたい。彼らにもらったたくさんの幸せを、そっと宝箱の中に閉じ込めておこう。
「もっと早く出会っていれば良かった」
海ちゃんからジュニアの頃の話を聞くたびそう思いはするけれど、結局、その人にとって1番良いタイミングで推しに出会えるのだと思っていて。
だけど、この時ばかりは、もっと早く出会っていれば良かった、そう思わざるを得なかった。
2021年、忘れもしない、24時間テレビ。わたしが本格的にファンクラブに入ることになったきっかけ。2年弱というその期間は、あまりにも短過ぎるから。だから、もっと早く出会っていればよかったな。
だからこれからは、しっかり5人のKing & Princeを目に焼き付けて行く。1日1日を無駄にしないように、2023年5月22日に、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらも、
「出会えて良かった。ありがとう。」
って、伝えられるように。
ここで文章を終えた方が綺麗に纏まることは分かっているけれど、でも、やっぱり、
これからだって何度も何度でも悲しくなって泣いてしまうんだろうな、と思う。
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