第7章 言葉では表せない話。
前回の章からだいぶ日が経ってしまった、就活やらなんやらでと言い訳したいところだが結局飽きてしまったから。誰のためにやっている訳でもないが、この自慰noteもせめて最後まで綴り終えたいと思い再開する。
前置きが長くなったが前回の6章では、遂にキューバに入国し、旅の最初の目的地であるバラデロへ出発した。今回はその続きからだ。
ホテルのおじさんのツレのタクシーは、「キューバ=クラッシックカー」だと思っていたが、最近の車だった。実際キューバは全部が全部クラッシックカーではなく、僕が見た限りでは7:3くらいの割合だった。せっかくキューバに来たのだからクラッシックカーで旅したい気持ちもあったが、ハバナからバラデロまで約2時間、クーラーの効いた「最近の車」は快適でよかった。
「最近の車」は快適であって、窓の外を見れば一面に広がるキューバがある。バラデロのホテルまでの約2時間は、あっという間だった。僕たちは、バラデロで2泊することになっている。肝心のホテルは「オールインクルーシブ」だった。朝昼晩はバイキング形式のレストラン。また、ソフトドリンクやアルコールはいつでも何杯でも飲める。しかも全部宿泊料金に含まれている。19年しか生きてない僕は「オールインクルーシブ」なんて知らないし、宿泊料金にサービスが含まれているものの、お金を払わずして好きなだけ飲み食いできる「キューバでオールインクルーシブ」は最高だった。
何より最高だったのは、時間にゆとりがあることだ。バラデロではとにかくゆったり過ごした。ホテル内のプールサイドで横になりながらビールを飲みながら読書したり、何も考えずただぼーっと空を眺め、飽きたら徒歩2〜3分のビーチに行きまたそこで何も考えずぼーっとする。ぼーっとするのにも飽きたら、ホテルの周りを散歩する。生き急がなくていいリゾートほど最高なものはない。
何も考えずぼーっとしていても感じるものはある。バラデロの空は、低く感じた。空も雲も太陽も。沖縄に初めて行った時も空は低く感じたが、バラデロはそれ以上だった。おそらく高い建物がないからそう感じたのだと思う。
バラデロでの2泊3日はあっという間だったが、永遠にも感じられた。正直、バラデロについてのエピソードはこれ以上綴れない。というよりかは、バラデロで体験したことや、感じたことを僕に言語化する能力がない。だから実際に行って感じて欲しい。バラデロの素晴らしさを。
「Don’t think, feel」
多分つづく。