西野亮廣サンの魔法のコンパスを借りてみる。
カジサック結構人気ですよね。
YouTube好きな私も登録してみています。
週間キングコングを登録してましたが最近あまりみることがなくなっていて、カジサックから週間キングコングを見ていたら西野さんの
「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」
という本に巡り合って
「え?そんなコンパスがあるなら借りたい!」
と早速Kindleで購入して読みました。
(読みたいと思ったらすぐに買って読めるKindleっていいですね)
もともと西野さんのことは好きです。
結構炎上とかしているらしいけど、そういうのはあまり気にしないというか。
考え方とか存在とか好きです。
私がハンドメイド活動をしているからかもしれないんですけど、とても面白い本でした。
クリエイターとしての動きというから考え方も載っているし、もちろん普段の生活の中とか、考え方とかそういうことも載っていて、なんていうか西野さんってバカだからこそ頭がいいんだろうなあと思いました。
バカっていうのは頭が悪いとかそういうことじゃなくて、考え方が凝り固まっていなくて、常識とかに囚われていなくて柔軟という意味です。
「そういう考え方もあるのか。それに気づけるって天才じゃん!」
と素直に思えてしまう。
行動力もとんでもないし(簡単に成功しているように見えるけど、裏の行動量は半端じゃない)テレビとかだと毒づくような異端児的な感じだけど、とても優しくて人のひとを考えられて見守れる人なんだな、と本を読むとわかりました。
別に泣かせようと思って書いていないのはわかっているのだけど、なんだかその優しい考え方がジンときてしまって電車の中で読んでいるのに泣きそうになってしまいました。
(電車の中とか泣けない場所に限って、泣けるところを読んでしまうのはなぜなのだろうか)
私はこうしてnoteを書いていながらも
「こんなこと書いていいのかな?」
とか誰かの目を気にして書いてしまうことが多くて、そうしていると楽しくなくなって書かなくなるのようなことを今まで散々繰り返してきて、なので今はあまり深く考えず自分の思ったことをなるべくピュアな状態で書こうと思っているのですが、西野さんは自分の考えに純粋な人だな、と。
それに対して誰かが批判的な何かを言っても反応しないというか。
そういう自分があるところにも憧れるけど、なんだかそれじゃあ好きな理由としてはありきたりだし、もう少し何かがあるような気がして深く考えてみました。
・自分の意見を恥ずかしいと思わないところ。
(ディズニーを超えるとかニューヨークで個展をするとか、普通だったらそんな大きなこと恥ずかしくて人にはましてやメディアを通しては言えない)
・批判を気にしないところ。
・上部だけじゃない人に対して優しいところ。
(めちゃくちゃ悪い不良少年が雨の日に捨てられた猫に笑いかけて拾ってた、みたいな。古い少女漫画的表現ですみません)
・考え方が面白いところ。
・自分のしていることが、回り回って誰かを救うと思って動いているところ。
西野さんってきっと嫌われるか、ものすごく好かれるかな感じがするんですよね。
でも多分自分のことを好きになってくれた人のことを大切にするタイプな気がする。
自分を嫌いでかまわないし、自分もオマエらには興味ない。
ただ自分を好きになってくれた人のことは、大切にする。
みないな。
(勝手な分析です。)
そしてあまり内容を書くとネタバレしてしまうので書かないのですが
「授業を聞かない生徒は生徒が悪いんじゃなく聴きたくなるような授業をしない教師が悪い」
のようなことを言って炎上したという内容があったんですけどね、もしかしたら本当にそうなのかもしれないな、と。
だってこの本面白くてアッという間に読んでしまったし、途中で読むのをやめなきゃいけなくなった時は続きが読みたくてワクワクしたし、物足りないって次が楽しみになった。
授業もきっとそういうことなんじゃないかなあ。
「面白い」ってコンパスが指し示す方向なのかも。
この本、本当に面白かったです。