Xの企画に参加したときのもの。 本文2人のきょうだいが、森の奥にあったお菓子の家を見つけた。 お菓子が大好きな2人は、疑問を持つことなく手が届くところからお菓子を食べ始めた。 「おいしいね」 「うん、おいしいね」 「お菓子ばかり食べてはダメって言うオトナはいないみたい」 「うん、いない」 「ずっと食べられるね」 「うん、止まらないね」 2人は食べ続けた。 暫くすると、黒い服を着た老婆がやって来た。 何かきょうだいに話しかけているが、2人は聞く耳を持たない
あなたが住む街 遠い街 涙も今は 小話に ただ過ぎゆくまま 身を任せ をこつる相手も 自分かな 毎度のことかと 呆れるも つつがなく暮らす それも良し 手が届かないと 諦めた いつかのあなたも 言っていた 累月変わらず 君想う 拙い思いは 伝わらず 休するまもなく 行かねばと 夜も深くて 常闇で 伸びる人影 月明かり この思いはただ 仄明かり いつも灯って すぐ消えて 不器用さを今 呪うだろう 見たり聞いたり 少しでも あの歌声が 届くよう 泣き顔笑顔と 振る舞って 逞し