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水着グラビアの正しい数え方
前回の記事は長くなってしまいましたので
要点を整理することにします。
まずフジテレビの「オールナイトフジコ」では芸能界を目指す15人の女子大生のうち8人が水着撮影はNGという意思表示をしました。
一方で48グループでは「水着NG」がNGという不文律のようなものがあるという証言。
自分をスカウトした女性から「水着をやらないと売れない」と洗脳され写真集撮影を迫られた元アイドリングの遠藤舞さん。
水着撮影が勝手にスケジュールに入れられていた、清水富美加さん。
海外でのグラビア撮影において日本での打ち合わせでは存在しなかったエロい水着を現地で提示された若槻千夏さん。
共通するのはお三方とも所属はなかなかのメジャーな事務所といってよく、そうした悪質な行為が、一般には一流と分類される事務所でふつーに行われていたということです。
そしてそれらがいままで社会的に問題視されたことはありません。それどころか「油断すると水着が小さくなる」などの事象はトーク番組の定番トピックですらあります。そうしたことを考えると、数々の暴挙は今も日常の風景として続いていると容易に推察できます。
強要の例でいえばMEGUMIさんは海外でのDVD撮影の際にその場の思い付きでバンジージャンプをとぶよう強要され、躊躇うと「でもあんたさ、飛ばないと売れないよ」と迫られ飛ばざるを得なかったそうです。(2024/3/8『上田と女が吠える夜』)
つまり芸能の現場そうした強要という相似形の集まりでなりたっているのでしょう。
先述の遠藤舞さんのエピソードは彼女の自著の中に綴られていましたが、驚くべきことにその著書を「アフター6ジャンクション」でとりあげたことがあるのです。
どこが驚きかと言えば、同番組ではそのグラビアに関する項目を一切、紹介することなく、毎週のようにグラビア賛歌を謳ってているのです。
アナウンサーという職業は時にニュース場組のキャスターなども務めたりするので一般大衆は勝手にアナウンサーにジャーナリスティックな匂いを感じています。そんな社会的な説得力、影響力をもつ.氏がグラビアという問題のある文化にお墨付きを与えてしまうのは相当問題です。
いま世間では国際基準も鑑みて未成年の水着グラビアに関して自主規制の動きを見せていますが、グラビア評論家を自称する熊崎風斗氏は当時、16歳だった蓬莱舞さんというグラビアアイドル喜々として紹介していました。
グラビア総選挙というおぞましい企画のゲストにきた倉持由香さんといグラビアアイドルから現場の数々の卑劣な「ぬがし」の手口聞いているにもかかわらずです。
こうした本人の意思がことごとく無視されるグラビア界の無法地帯ぶり
考えると前回とりあげた「オールナイトフジコ」のような例を見ることができたのは貴重だったといえます。
あの8/15という非率とAKBでは水着NGがNGという事象との対比は、芸能の現場では本人の意思を無視した、強要、洗脳が少なからず強行されている可能性を示唆しています。
ザ・業界人であるはずの佐久間宣行氏に女子大生たちと同世代の娘さんがいたという偶然も功を奏したといえるでしょう。
彼はしつこいくらいに、「よーく考えて決めろよ」と念押ししていましたし、アナウンサー志望の子にはアナウンサーになるならやめたほうがいいと正しいアドバイスもしていました。
フツーなら番組を紹介してくれる雑誌メディアやコラボ相手については無条件で厚遇するものです。
オズワルドの伊藤氏が熱愛を撮られたのがたまたまフライデーだったことで、こいつらはろくでもないやつらだというスタンスで接していたことも絶妙のバランス感を発揮していたかもしれません。
それがなかったら元AKBグルーブの二人による強烈なサクラっぷりに流される女子大生が続出してしまったかもしれません。
遠藤舞さんの件だけでなく、ここ最近、「水着グラビアやって後悔案件」のいくつかはネット界隈を騒がせていました。インティマシーコーディネーターをざわざとりあげるなら、在京キー局のアナウンサーの地位にいながらグラビア評論家を気取るなら、そうした問題についても考え述べるのがフェアというものではないでしょうか。
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