インナーチャイルドワークが育児にもたらした恩恵④ ~子育てと夫婦関係について~ part2~
家族関係やトラウマなど様々な要因で乖離した心と身体を繋げるレッスン、インナーチャイルドワーク、心を整理するセラピーを、自然の香り(アロマ)を使ってご提供している「生命の雫 ~a drop of life ~」の東海林智子です。我が家では小学生と幼稚園の2人の男の子を育児中です。
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私が自分自身の生きづらさの解決のために育児と並行して取り組んできた
セラピーメソッドの一つでもあるインナーチャイルドワークが、結果、わが子の育児への恩恵をもたらしてくれました。
この体験を「インナーチャイルドワークが育児にもたらしくれた恩恵」として、以下の3つの記事を綴ってきました。
今回は前回お届けした「子育てと夫婦関係について」の続き(PART2)をお届けしていきたいと思います。
前回のお話のまとめ
自分の生きづらさを抱えながら始まった子育て。
その子育てにつまづき、自分自身のために始めたインナーチャイルドワークを始めとするセラピーで受け取ったエッセンスは、自分自身のこと、子育てのことへの癒しと理解を助けてくれました。
そしてそれは、自ずと夫婦関係に起きているもつれを理解する気づきへと波紋を広げていったのです。
その一つの理解が「あなたと私は違う」「違って良い」という理解でした。
なぜなら私たち夫婦は、当たり前のことながら全く別の両親の元に生まれ、全く違った環境で育ち、それぞれの人生を生きてきたからです。
今回はこのことについて、実際の体験を通してより理解を深めることに繋がった出来事を綴っていこうと思います。
それぞれの原家族からみえてくること
私が生まれ育った場所は東京都内でありながら緑が残る場所でもありました。家族は両親ともに物事の捉え方が固く、厳しいところがありました。
そんなところがコントロールという形で子どもたちの発達に1つの影を落とし、自分の人生を自分で切り拓く「健全な自我の力」を育てる機会を大きく逃してきてしまったように感じています。
また、時代的なものもあり、何でもスピード重視で色んなものを詰め込んできたため、人(親)との関わりが表面的になりがちで、結果それらの外の価値観で自分自身を固めてきたことが、私の「質」でもある内側を観ること、感じること、じっくりと取り組むことを、本当の意味で育むことができなかったように感じています。
そのため、この「質」を外との繋がりに応用することがてきなかったため、相手との繋がりには遮断する。という形で影響を与えていきました。
そのため、わが子を持った時もやはり、この子の内側を本当の意味で観て感じることが難しくなっていたのだと思います。
この点は、私が成長過程で学び落としてきたことだと思うのです。
わが子を通して今、私はそれを学び直しているのだと感じています。
同じように帰省などの際にパートナーである夫が育ってきた背景を意識しながら眺めてみると、目の前にいる夫とその様子が繋がってみえてくることがありました。夫はどこを見ても山が見え、空気がきれいな自然の豊かな場所で育ち、ご両親は良い意味でもあまり細かいことを気にされないような、おおらかな方たちです。そのため夫は自由にのびのびと育ったところがあり、それらがある意味で人生の中で困難さに出会った時、彼を窮地に落ちる必要がないことを学ばせ、支えてきたところがあるように感じました。
しかしそれはある側面では彼の成長を阻むことにも繋がっていたようです。
けれども彼の人生は私が抱えていたようなトラウマになるような困難さとは縁遠い環境に身を置きながら成長してきた様子でした。
しかしその反面、不登校になる子どもたちの繊細な心の状態を感じとることに難しさがあるようです。
彼もまた、自分が子どもを持ったことで、これまで自分の人生で学び落としてきたところを、わが子を通して彼なりに学び直しているのかもしれません。
自分のことにしても相手のことにしても原家族を観察していく中で、今まで相手や自分の気になる点と点だったところが線で繋がり始めると、これまで首をかしげて感情的になっていたことが腑に落ち始め、ある意味で抗えないことだったのだと落ち着いてみている自分に気が付いたことがありました。
それがまさに「あなたと私は違う」「違って良い」ということでした。
人それぞれではありますが、例えば帰省する機会などは、自分自身の気になるところや、相手のこれまでの背景を意識的に知ることができるチャンスかもしれません。
わが家の夫婦の場合は実家があり、そこには自分たちが子どものころから関わってきた身近な大人(両親)がいるため、その様子を観察することができました。
もしそのような状況にはない方は、ご自身の成長が育まれてきた環境や、その中で特にご自身と関わりのあった大人を思い浮かべてみると、今のご自身や相手を知る機会になるかもしれませんね。
ありのままをみるということ
いままでは、気になることに飲み込まれて自分を失っていたところが、そこに留まって観察するという姿勢が少しづつ育まれてこれたのは、インナーチャイルドワークを始め、各種セラピーで培った力だと感じています。
自分自身にしても相手にしても、気になってきたそれらは、ある意味において抗えないことだったのだ。という事実を知って一旦納得できたところで、「じゃぁ、ここからどうする??」という、次へのステップ(選択)が少しづつ見えてくるのだと思うのです。
家族の中で起こる「家族の問題」について学ぶことの意義
ここまでの子育てやパートナーシップ、心的癒しの過程を、セラピーと並行して私の理解や気づきををサポートしてくれた学びの教材があります。
パートナーシップや子育てに現れる難しさは、その家族を構成している親が過ごしてきた「家族の問題」でもあります。「家族の問題」について、テーマ毎にわかりやすく丁寧に解説されたハートエデュケーションセンターが提供する「家族学」。この中には様々な角度から家族の問題に光を当てて、家族が引き起こす問題の根本原因について、深く切り込み解説しています。ご自身への理解、家族を構成している一人ひとりへの理解を深めてくれることでしょう。
動画なのでご自身のペースで学びを進めていくことができるため、育児やお仕事、介護などでお忙しい方にも最適です。
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他2名のチームメンバー、臨床心理士のかちゆみこさんとトラウマからの癒しを提供されているハートエデュケーションセンター代表の川村法子さんは、子どもの不登校と発達課題を乗り越えてきた仲間です。
まだ一般には知られていない家族学のこと、トラウマのこと、心と体のつながりについて、体験談を交えながらお伝えしていきます。
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