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課外活動が重視される理由
(最近各種プログラムの情報を見つけては、スケジュールを確認・調整して申し込む、あるいは応募準備をすることが続いているので、その中で感じたことを綴ります!)
就活ではなぜ「ガクチカ」が問われるのか。
奨学金や各種プログラムへ応募する際、なぜ「課外活動」が重視されるのか。
「学業に熱心に取り組みました!成績はオール5です!」
という人よりも、
(成績はあまり良くないけど…)
「課外活動の経験があります!」
「イベントを企画し実行しました!」
「団体を立ち上げました!」
という人の方が往々にして評価が高い。その理由はなぜだろう?
課外活動を中高時代特にやってこなかった私は、これまでその理由がよくわからなかった。
しばらく考えていると、いくつかの答えが浮かんだ。
最も根本的な理由は、熱量の差はさておき、
学生が勉学に取り組むのは当然だ(という前提がある)からだと考える。
このことは「学生の本分は学業である」という聞き慣れたフレーズにも表れている。勉学に加えてさらに他の活動にも取り組んでいるということが
「自分は行動力のある人間だ」ということを示す一つの証拠になる、というわけだ。
他に考えた理由は
・早い段階から社会に貢献しており、「その時点では」同世代に比べて価値が高い人材だから。
・課外活動の内容を見るだけで、応募者の個性や社会への問題意識など複数の要素を把握することができるから。
という2つだ。
最初の理由に関しては、もし行動を始めるのが遅かったとしても、早い段階から始めた人を追い越すことは十分可能であることも書き添えておきたい。
その理由は
1.自分の成長率(成長の加速度)が彼らを上回るか、彼らの成長率が自分よりも停滞するから(ウサギとカメのように)。
天才○学生と持ち上げられた人が、多くの場合、spoilされるのは、年齢の割に高業績なだけで、大人の成果としては中途半端にも関わらず、成功体験にとらわれて、その「中途半端な成果」水準に止まってしまうからである。そして、その元天才に鈍才の大人が集まって賞賛することで拍車がかかる
— 瀧本哲史bot (@ttakimoto) November 22, 2014
2.早い段階から積み重ねてきた数々の活動・社会貢献よりも、遅くから始めた人が起こした一つのアクションの方が社会に与えたインパクトが大きいことがあるから。(つまり量と質の違い)
そして冒頭に述べた「学生が勉学に取り組むのは当然」ということから、(課外活動に含まれる)バイトやサークルがガクチカとしてはやや弱くなる理由にも説明がつく。多くの大学生がある種当然のように行うからだ。もしバイトやサークルに取り組むなら人とは違うオリジナル要素を盛り込んでみるべきだろう。よくある目的以外に自分独自の目的も付加したり、活動や仕事内容に工夫を加えてみたりすることができるのではないか。
最後に、完全な余談だが「課外活動」という言葉はどこかダサく聞こえるので別の表現に変えたほうがいい気がする。
例えば「自発的挑戦」なんてどうだろうか。
そして「課外活動」を英訳すると「Extracurricular Activity」になるらしい。
一見かっこいいが、やや長すぎるように思われる。
自発的挑戦を英訳した「Voluntary Challenge」と比べたらどちらがいいだろうか。
長さは大差ないように思う。私は後者を支持したい。
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![Daiki Shiraishi](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129842172/profile_d4d9738fb327c1d1b3f742de40881a1d.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)