母の日
※下書きに放置されていたものを公開しました。
※出産したのは2018年です。
産んでみた。
なんやかんやあって、子どもを産んだ。
数年前は、30過ぎたからって子どもはまだか、仕事はやめないのかって周りがうるさくて、絶対出産なんかするもんか。って思っていたんだけれど。
今でもそんなことを言ってくるような周りの人間は嫌いだし、出産を推奨するような気持ちは一切ないんだけど。
なんやかんやあって、私は母親になった。
つまり母の日は私の日になった。
好きに書き散らかしたいと思う。
母になる産前産後の物語。新体験の連続。
私は子どもが比較的おだやかなようで、育児ではイージーモードを歩んでいるんだけど、それでも大変なことが多くて、あたふたこなしているうちに私の価値観や暮らし方はすっかり変わっていた。
ひとりの女が母になるにあたり経験した出来事、産前産後に印象に残っている体験を書きたい。
ぢぬし
ならないひともいるようだけど、私は痔になった。
私はとても快便快腸な体質だったのに妊娠したら便秘ぎみになった。
ホルモンや身体や生活の変化が影響してなりやすいようだ。
ひどい便秘のせいもあって、痔になってしまった。
ショックだった。
恥ずかしいけど、相談する先は産婦人科しかないのでおじいちゃん先生に
「体調どう?」
ときかれて、一瞬ひるんだけども
実は、たぶん、痔になったとおもう
と打ち明けた。
こっちもみずに
「あ、そう?便秘気味?薬出しておくね」
といってくれてすごく嬉しかった。
妊娠初期、普通は安定期まで不安がつきまとうと思うのだが
強烈な便秘があったので(私はまだ妊娠している。万が一妊娠がうまくいかないのなら快便にもどるはず)と便秘や痔をポジティブに胎児の生存に結びつけていた。
ある日、体重が増え過ぎていて注意された。
心当たりはいろいろあったんだけど便秘のせいにしたら、うんちが1キロもあるわけないでしょ!っておじいちゃん先生に叱られた。
その時は目を見て言われたので、私は笑った。
便秘の腹痛が、最初は早産!?と焦るぐらい痛くて少し恐ろしかった。
ただの便秘痛とわかってからはちょっと出産時に呼吸を整えるイメトレに使ったりしていた。
産後いえるのは出産の痛みはこんなもんじゃなかった。
痔は早々に治ったがずっと便秘気味だった。
お腹が大きくなるにつれて、ふんばると産まれてしまうんじゃないかと不安だったが
産後言えるのは子宮口はそんな簡単に開かない。
出産時は、便なのか子どもなのかわからなかった。
記憶が曖昧なほど出産は痛かったのだけれどもそれでも(あれ!?これ出してるのうんちじゃないですか!?)って思う時があって
助産師さんが「いいよ!りきんで!(うんちだけど大丈夫!)」みたいな暗黙の反応をくれて、うまいこと処理してくれてる気配がした。
夫が立ち会っているのにうんちをしたことはバレていない。
さすがだ。
私の妊娠から出産の思い出にはうんちの存在が切っても切り離せないものだった。
だから時々、トイレで出産したという事件を聞くとそういう状況になった女性に心を痛めつつ、でも0.00001%ぐらい、うっかり便秘痛かわからなくて産んでしまった可能性もあるんじゃないか…?と少しだけ脳裏をかすめてしまう。
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