私が二次創作における“skeb”などの活用に否定的な理由

お久しぶりです。今日は「二次創作」について持論を語ります。

そもそも筆者は #駅メモ ジャンルで小説を多少書く創作活動をしています。即売会で同人誌の頒布経験もありますが、大方はpixivなどで全員に公開する文章が多いというバックグラウンドがあります。

そんな駅メモジャンルですが、最近は特にイラストを書かれる方を中心に、「skeb」「FANBOX」といった外部のコミッションサービス(要はイラストや小説に対してクライアントが一定の金額を払ってクリエーターに依頼するもの)を使われる方が増えています。

わたしはこれにあまりいい感情を持っていません。

理由1つ目、もともとわたしがそもそも「お金が絡む創作活動」に対して拒否反応があったこと。
これは同人活動そのものを否定しかねませんが、わたしは比較的「クリエーターにお金が入る」ことより、「作品を多くの人に見ていただく」ことに重きをおいて創作しているので、その点でもあまり大きな額が「創作」に対して動くことに否定的です。まあこれは個人的考えですが、これがベースにあるとコミッションサービスにはどうしてもいい感情を持てなくなっちゃいます。

理由2つ目、大前提として「二次創作」であるということ。これは駅メモの創作に限らずですけれど、版権のご厚意に甘えて(場合によっては黙認されて)我々は創作をさせていただいているわけです。そこで、イラスト1枚で3000円とか5000円単位のお金(もちろんそれを作る苦労に対する対価ではありますが)が動くことにはやはり違和感があります。イラストや小説は尊いものですが、あくまでコンテンツは人の褌なわけですからね。
二次創作は公式の黙認、という現状がある以上、あまり大きな声では言えませんけど、(あくまで個人的な意見ですが)二次創作ガイドラインが整備されているコンテンツだったら、そういったコミッションサービスに対する文言は一言二言あってもいいのかな、でないと無法地帯になってしまうような気がしています。

理由の3つ目、そもそもなぜ「二次創作」を許可されている(黙認されている)かということに挑戦しているように感じるからです。そもそも金銭の発生しない創作物ですら本来はグレーの「二次創作」で、同人誌の頒布という行為が許されているか、それはあくまで「ファン冊子の印刷に対するコスト」という建前で「即売会」という特殊なプラットフォームにおいてのみ認められている部分が非常に大きいと少なくとも私は考えています。先程はイラスト1枚で3000円、という例えを出しましたが、それは「イラストを描くための対価」としては妥当なのかもしれないけど、それがskebなどの見えないプラットフォーム上でやり取りされていたら、それは果たして「同人」なのか。「人の褌で商売をしてる」ことにはならないのか、と思ってしまうわけです。

以上、長文で愚痴をこぼしましたが、とにかく私はskeb文化が好きじゃない、それだけはお伝えします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?