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父の小父さん作家・尾崎一雄と父のこと

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私の父と作家の尾崎一雄さんとの、得難い縁を戦前戦後の風景とともに綴ります。
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#東京大空襲

父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと20

父にとって姉のような存在だった従姉の世都子さん。彼女のことは何度か書きましたが、世都子さ…

atsuko
5年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと14

父が家族の骨を持ち続けた話は、ずいぶん昔に聞いた記憶があります。でも、その骨、最終的には…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと13

父は、辛いことがあると、頭がぼーっとして、頭痛が続くといいます。尾崎さんが亡くなった時、…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと12

人の運命というものは、あみだくじみたいなものでしょうか。この世に生まれるところから始まり…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと11

父の一家が深川に引越しした頃から戦局が悪化、様々な統制とともに、学童疎開も始まり、慌ただ…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと10

父の子ども時代の話には、しばしば書生さんが登場します。伊豆の親類縁者から、大学に通う子供…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと7

尾崎一雄さんの夫人、松枝さんと姉妹のように仲良しだった祖母の久子さんについて、今回はファミリーヒストリー的に探ってみようと思います。 父が小学生の時、「両親の家系を調べる」という課題があったそうです。個人情報保護が厳しい今だったら炎上必至ですが、戦前とはそういう時代だったのでしょう。それで、父は久子さんと林平さんに色々質問します。久子さんは自分の家系のことはあれこれ話すけれど、父親の林平さんについては話が及ばず、じゃあお父さんは、と尋ねると、林平さんの言葉を待つことなく、「

父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと6

日常のふとした出来事が記憶を呼び覚まします。少し気取っていうならば、プルーストの『失われ…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと5

二〇一六年三月に母が亡くなってからしばらく、父の精神も体も、目を覆いたくなるほどの衰弱を…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと4

少しだけ私の話を。平成十八年(二〇〇六年)に『きものの花咲くころ』という本を上梓しました…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと3

父は、尾崎さんが亡くなったのちも、未亡人となった松枝さんと晩年までお付き合いがありました…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと2

上野の山は、今も昔も大好きな場所です。家族でよく出かけました。子どもにとっては動物園が何…

atsuko
6年前
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父の小父さん 作家・尾崎一雄と父のこと1

タイトルにした「父の小父さん」から、ある人は、映画化された北杜夫原作の「ぼくのおじさん」…

atsuko
6年前
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