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ヤフオクの過去データを調べたらトレカがとんでもなく売れていた

オークファンプロplusを使って、様々なカテゴリー、キーワードの売上を分析しています。

こちらのnoteにまとめましたが、その後、更に見ていき、ちょっと驚いたことがあったので追加です。

  • おもちゃ、ゲーム»ゲーム»トレーディングカードゲーム

  • 本、雑誌

このふたつのカテゴリーを比較してみました。
トレーディングカードゲームは、おもちゃ、ゲームの下のゲームの下のカテゴリーです。

本、雑誌 < トレーディングカードゲーム


ポケモンカードをはじめとするトレーディングカードが今、高値で売買されているとは聞いていましたが、ヤフオクでのこの3ヶ月の総落札金額はなんと、
本、雑誌 < トレーディングカードゲーム
でした。

総落札額(過去3ヶ月)
本、雑誌 1,758,554,611円
トレーディングカード 1,794,206,853円

平均単価(過去3ヶ月)
本、雑誌 2,169円
トレーディングカード 5,217円

最高落札額(過去1年)
本、雑誌 2,802,000円(宗教書)
トレーディングカード 100,000,000円(まとめ売)

最高落札額もトレーディングカードの方が高いんですよね。
平均単価も倍以上。
1億円というとんでもないコレクションをのぞいて1枚だけのトレーディングカードでもこの1年で一番高いのは2500万円の「ポケモンカード 激レア サンダース エラー版」でした。

ポケモンカードが凄いんですね。

トレーディングカードの中のポケモンカードという下層カテゴリーだけで、916,171,254円の売上で、トレーディングカードの半分以上です。

うちの近所、名古屋市中区大須3丁目トレーディングカードを売買している店がこれだけあるわけですよ。

トレーディングカードはいつからこんなに高値で売買されるようになったのかを追ってみました。
オークファンプロplusで簡単に10年前の売上がわかるかと思ったら1年位内しかできないようなので、普通にオークファンでトレーディングカードカテゴリーで高く売れているものの金額を抜き出していきます。

2015年 2,908,000円 まとめ売
2016年 2,450,000円 〃
2017年 194,693,631円 ポケモンカード 一撃必殺のロックオン ←?
2018年 400,000,000円 歌姫かのん ←?
2019年 8,921,000円 遊戯王東京ドーム大会3位以上入賞者商品。ファイヤーウイングペガサス ウルトラレア
2020年 35,000,000円 Pokemon Card Pikachu Illustrator new ポケモンカードイラストレーター 未使用
2021年 30,000,000円 ポケモンカード★ポケモンイラストレーター Pokemon illustrator Pikachu
2022年 24,800,000円 【未使用完品】藍眼白龍(青眼白龍)遊戯王カード Vジャンプ限定1,000枚
2023年 800,001,008円 がんばリーリエsr当日自引き正規品 未使用

2015年、2016年も高いものもありましたが、その後の爆発的な価格に比べたらかわいいもの。

ボケモンカードのキーワードをGoogleトレンドで見たグラフはこちら。

2018年頃から検索が増えているのがわかります。
調べるとポケモンGOがリリースされたのが2016年7月、ポケモンカードの公式YouTubeが頑張って宣伝を開始したことを理由にあげている方もいました。
これがあったからというだけではなく、様々な条件が重なってブームとなったようです。

プロ野球カードは別カテゴリーだった

ところで、プロ野球カードもトレーディングカードですよね。
おもちゃ、ゲーム»ゲーム»トレーディングカードゲーム のカテゴリーで見つからないなと思ったら、別にあるんですね。
アンティーク、コレクション»トレーディングカード

そっか。
トレーディングカードゲーム ではないということですね。
ということで上に書いて並べた本、雑誌カテゴリーとの比較を書き直しておきます。

総落札額(過去3ヶ月)
本、雑誌 1,758,554,611円
トレーディングカードゲーム 1,794,206,853円
トレーディングカード 765,011,480円

平均単価(過去3ヶ月)
本、雑誌 2,169円
トレーディングカードゲーム 5,217円
トレーディングカード 3,594円

最高落札額(過去1年)
本、雑誌 2,802,000円(宗教書)
トレーディングカードゲーム 100,000,000円(まとめ売)
トレーディングカード 12,001,000円 (大谷翔平2013トレカ)

僅差だった総落札額もトレーディングカードゲームとトレーディングカードをあわせたら、本・雑誌カテゴリーよりもはるかに多いという結果になってしまいました。
高額落札品も1千万円をこえるものもあります。

それもレアとはいえ、そこまで古いものでもありませんね。

もちろん、オークファンの結果はその後にほんとうに取引されたのかまではわかりません。
いたずら入札があった可能性もあります。

さいごに

トレーディングカードは今は真贋を査定証明してくれる会社もあります。
しかし、それをお願いするのも費用が必要ですので、低額なものはしないでしょうから、その価格帯には海賊品も多数ありそうな気がします。
何しろ本やブランドバッグよりも簡単に作れる上に単価が高い。
扱うとなると、それを見極めていくのが大変そうですね。

とても自分にはできそうもないし、そもそも興味が持てない。
集める人の気持ちもわからない。
高額出す人の気持ちはもっとわからない。

好きなアーティストがグッズにトレカを出した時に買ってみて、どういう感覚なのか試して見たのですか、やはり集めようとは思いませんでした。
そんな人は売買できませんよね。

ただ、相場観は知っておいた方が絶対にいいですし、もし買取のご依頼があった時も、私は無理ですが、こういうところに持ち込んだらいいですよとアドバイスができるというものです。

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