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なんで

なんで?

息子は『なんでお化け』だった。

いや、多分娘も

ただ娘の時は、なんでではなく、
自分で見つけたものを
私に報告して来てたのだ

ところが、私は
「あぁ、知らなかったの?」と言ってたようだ。
娘から「凄いね、よく見つけたね」と言って欲しかったと最近言われた

言い訳になるけれど、
当時、全く知らない土地で
知人もいない、親戚もいない
そんな中で
私自身、一人で子育てしていた
夫は当時、めちゃくちゃ忙しくしていた。
私は半分、育児ノイローゼになっていたのだ。

それでも、私は主婦だし
母親だし
外で働いてクタクタの夫に
育児はさせられないと思っていた。

休日は夫は娘とよく遊んでくれた
色んな所にも連れて行ってくれた

だからこそ、平日は
私が頑張らなきゃ

そんな意識があったのかもしれない

息子の時は
ちょっと余裕ができた

娘が子守を手伝ってくれたから

赤ちゃんは泣くのが仕事

とはいえ、やっぱり泣かせぱなしは
精神衛生上良くない

そんな時、娘があやしに行ってくれる

しばらくすると
泣き声が増えるのだが😅

息子はなんでお化けだから
すぐなんで?という

わかる事なら
答えられるが
私は生きる百科事典ではないので
わからない事ばかりだ。

わからないよ

その一言で終わらせてしまった

わからない人がいる、それを教えるのは大事。ただ、知ろうとする芽を積んではいけなかった。娘で経験してるのに

Twitterのフォロワーさんが
「わからない、で、終わらせるのではなく、
じゃあ、一緒に調べようか?とか、調べて教えて、と指導するのも知る事への興味を育む事になる」と言っていた

なんでは
興味を広げるチャンスの言葉

自分で調べれば身につく
その「調べる」にたどり着かせるために
一言たす、これが大切

子供の言葉をきちんと聞いて
子供と一緒に考える

勉強しなさい
って言うだけじゃ
勉強なんてしない

ある時から
息子のなんでの様子が変わった

私に聞くのではなく
自分から調べるようになったのだ

そして
「お母さん、知ってる?」というように。
「何?」
と聞くと、実はさ…と話し始める。
その説明は長くて、結論がなかなか出ない事もある。
半分上の空で聞いていると
「お母さん、聞いてないでしょ?まっ、いいや、ボクが話したいだけだから」

こういう所、夫によく似ている

最近は私の方が
なんで、とよく言っていて
息子が何何?と言いながら
調べてくれて、一知りたい事が10にも100にもなり、頭がパニックに。

それを見越してるのか、
「説明するのが面倒だから、やってあげる」とやってくれるようになった

凄いね!というと
凄くなんかないよ、みんながやってることをやってるだけだから

いやいや、キミは凄いよ

親やねぇちゃんから教わりながら成長して来た君は自分で自分を高める方法を思いついたんだよ
元来、優しい性格だから、困ってる人がいるとすぐ手を出してしまう。
小さい頃はそれでトラブルも多かったけど、
今はそれが役に立ってるね。

これからは、教えるより、教わるようになると思うけど、優しくしてね

※息子に直接言うのは恥ずかしいから
ここに記します
いつか、息子に見つかるその日まで

#子供の成長記録
#子供に教わったこと

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