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はじめてのオールディーズ”Silhouettes”
私が一番最初に好きになったオールディーズは「Silhouettes(シルエット)」だ。
きっかけは、中学生の頃。
ご縁があって海外の学生コーラスチームと交流する機会があり、そのコンサートではじめて聴いて衝撃を受けた。
日本のコーラスというと、ちょっと堅苦しい(いや、かなりか…)イメージがあるが、それをぶち壊すような衝撃的な出会いだった。「コーラスでこんなおしゃんな曲って歌っていいの?!」という感じだった。
歌のストーリーに合わせた軽い振り付けもあり、それ以外の部分は、みんなそれぞれが思い思いにリズムにのって、体を揺らしながら歌っていた。とにかく、かっこよかった。
当時は中学生だ。
「オールディーズ」なんて言葉を知る訳もなく、「外人の学生コーラスチームが歌っていたカッコイイ曲」みたいな感じだった。オールディーズ、というのを認識したのはずっと大人になってから。
「Silhouettes(シルエット)」の歌詞のストーリーの大筋はこんな感じ。
彼氏が彼女の家にウキウキで向かったら、カーテンの向こうに抱きあっている男女のシルエットが・・・。
「人の女に何してんねん!」的に家のドアをノックして怒鳴り込んだら、出てきたのは全く知らない男女で、彼氏自身が彼女の家自体を間違っていたことに気づく。彼女の家はワンブロック向こうだった。慌てて彼女の家に向かう。
しばらくすると、その彼女の家の窓からは、抱き合っている男女のシルエットが見えていたそうな。めでたし、めでたし。
…という、要約すると、大切な彼女の家さえも覚えられない男の歌なのだが(笑)、こんな短い話とは思えないくらいにとてもドラマチックな曲になっている。
家を間違えていたことに気がついた後に、彼女の家に急いで向かうシーンは、「僕のシューズに羽(翼)をつけて、彼女の家まで急いだんだ」といった感じで表現されていて、家を間違えたという失態を忘れてしまうような素敵な歌詞だ。
こんな素敵な歌なのだから、ずっと聴き継がれて、歌い継がれていって欲しい。
※あれ?!Silhouettesって、The Drifters(ザ・ドリフターズ)が歌っていたような…記憶違いかな。