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【ガジェット記録】此処に映画館を建てます

 物欲に駆られている。具体的に言うと、映画館が欲しい。
 高倉は映画が好きなのだけれど、最近は映画をタブレット端末で眺める生活をしている。タブレット端末に不満があるわけではないが、やっぱり画面が小さいと迫力に欠ける。テレビがあるにはあるのだけれど、Firestickを起動するのがなんかすっごい面倒くさい。最近はリングフィットアドベンチャー専用機になっている。

 Google先生によると、映画館の建設費用は1,000万円から2億円程度らしい。残念ながらそんな金はない。石油王になりたかった。

 しかし高倉は諦めない。映画館は無理でも、投影機とスクリーンと音響機器とソファとポップコーンがある空間、を家に作ることくらいはできるかもしれない。それって実質映画館じゃないか?
 というわけで、欲しい設備と必要経費をざっくり計算してみよう。

投影機/プロジェクター

 プロジェクターといえばオフィスや学校の設備、というイメージだったのだが、最近は家電としても定着しつつあるらしい。お洒落インスタグラマーの部屋には高確率でプロジェクターが設置されている。
 お洒落インスタグラマーに教えてもらったのですが、最近のプロジェクターは部屋の壁に投影してもくっきりはっきり映像を表示してくれるらしい。つまりスクリーンが要らない。やったー。
 また、これもお洒落インスタグラマーから聞いた話なのだが、物によってはプロジェクターをスクリーン(壁)に平行に置けない状況でもプロジェクターが勝手に投影面を認識して台形補正をしてくれるそうだ。勿論ピント調整も自動らしい。人間がやることが何もない。
 ということで、自動ピント補正、台形補正が実装されており、お洒落インスタグラマーの部屋に頻出するプロジェクター「Anker Nebula (ネビュラ) Capsule II」を一旦第一候補として据えておきます。

 プロジェクターの価格、概ね7万円。

音響機器

 Anker Nebulaにはスピーカーも内蔵されているらしいのだが、さりとて映画を観るなら音にはやっぱり拘りたい。シン・ゴジラを5.1 chサラウンドで浴びたい。
 音響機器業界で最高に安心と信頼を置けるBoseさんのサウンドバーを、置きたい置きたい置きたい!ということで設備候補に挙げておく。但し、先述の通りAnker Nebukaにスピーカーがついているので優先順位は低めです。

 サウンドバーの価格、概ね7万円。

ソファ

 果たして、狭小物件に住む一人暮らし人間にソファは必要なのか?
 否、現実を見てはならない。高倉は今映画館を作ろうとしているのであって狭小物件での生活空間を作ろうとしているわけではない。生活に支障が出たとて知ったことか。映画を前にすれば、生活なんて些末な問題である。
 高倉は一人暮らしなので、一人掛けソファで十分だ。お洒落インスタグラマーの面々が紹介してくれるソファは電子機器ほどの偏りが無かったので、こればかりは自分で選んでやるしかない。実際に買うとなればもっと時間をかけて選ぼうと思うが、一旦概算を出すにあたってはAmazon先輩のおすすめ商品を挙げておくことにしよう。

 ソファ、概ね3万円。

 因みに高倉、今後恋人と二人暮らしをするとかそういう甘い展開があった際には喜び勇んで3人がけの広々ソファを導入する所存だ。VENTOTAさんのソファであれば、一旦高倉が一人掛けを一脚買っておいて、二人暮らしに移行する際にもう二脚追加する、といった運用が可能だ。Amazonさんは完璧なおすすめをくれたようだ。有難うAmazon。もう君なしでは生きていける気がしないよAmazon。

ポップコーン

 映画館の必須アイテムだ。映画はポップコーンで始まってポップコーンで終わると言っても過言ではない。
 最近は電子レンジでお手軽にポップコーンを作ることができる便利アイテムがあるらしい。これに関しては今すぐにでもポチりたい。iPadでの映画鑑賞にだっておともがあった方がよくないか?

 ポップコーン、概ね2000円です。

 コーンは適宜購入予定、近所のスーパーにおけるコーンの価格帯が不明なので一旦概算からは省く。省いていられない価格だったら再考しよう。

まとめ

サウンドバー、概ね7万円。
サウンドバー、概ね7万円。
ソファ、概ね3万円。
ポップコーン、概ね2000円。

合計、概ね172,000円。

 1000万円から、随分と現実的な価格になった。17万2000円、今後訪れるであろうAmazon Black Friday などを狙い撃ちしたらもうちょっと価格は下がる筈だ。いける、いけるぞ……!高倉は家に映画館を……、作れる!
 とは言え高倉、クリスマス前後は何かと要り用だし、年度末頃を狙ってノートパソコンを買い替えたいと思っている。加えて高倉は、支出が収入を下回れば下回る程アドレナリンが噴き出す厄介な体質だ。倹約フリーク貧困限界社畜が17万2000円をひねり出せる日は遠いかもしれない。

 話が最初に戻った。現実味を増した分、さらに救いが無くなった感すらある。やっぱ石油王になりたかったな。



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