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量と質(戦いは数だよ?)

量が質を生む

普通のクオリティのものをたくさん作るより、高いクオリティのものを少し作る。
人口減少、需要縮小の世の中に求められる考え方と思います。
先日、ある経営者さんの講演で聴いたのが、冒頭の一節です。
リクエストに応じ量をこなしていく中で、質が洗練されていく、と聞こえました。
リアルな世界では、起きることでしょうね。
機動戦士ガンダムで、「戦いは数だよアニキ!」というセリフがありますが、これも単純に戦力が多い方が人海戦術で勝てる、と言っているのではなく、戦力が多いことによって機能として洗練される質の向上が得られることを言っていたのかもしれませんね。
また飛躍しますが、僕が子どもの頃に手に入れたガンダムのプラモデル(ガンプラ)は、とても簡素な商品でした。
単色のプラスチックでしたし、人体並みのポージングなんて望めませんでした。
それでも想像力が補っていましたけどね。
時を経て今のガンプラ、ちょっと凄い完成度になっています。
粗悪品を量産し続けるのは愚行ですが、改善改良を続けることができれば、誰も到達できなかった質の高みにたどり着けるのかもしれませんね。
これって、物に限らないと思います。
人も同じ。
量や数(回数)を続けることで、過去の自分とは全く異質の自分になるのだと思います。
その時、改悪ではなく改良であることが絶対条件でしょう。
改悪では、悪い意味での全く異質な自分になりそうですから。
量は質を生むけど、根底に必要なのは心持ちかもしれませんね。

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