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印象の良さ≒印象の薄さ

強烈に憎まれることと、愛されることは表裏一体だ。
十人に読まれて十人全員にそこそこ受け入れられるような作品は、
印象が良いんじゃなくて印象が薄いって言うんだ。

有川浩(ひろ)さんの著作「ヒアカムズサン」の中の一節です。
僕らは万人受けとか無難な線とかを狙いがちです。
誰からも嫌われないなら、自分が傷つかずに済みますから。
でも熱狂的なファンの獲得はできない。
熱狂的なファンを獲得したければ、嫌われることも受け入れる必要があるのかもしれません。
僕は中庸とかバランスとかって先日から何度か書いていますが、それでは無難な未来しかないのかもしれません。
エッヂの鋭い人な何かが一部の層に熱狂的に支持され、ただ別の一部の層には熱狂的に嫌われ、でも世の中で幅を利かせる。
世の中ってそんなものなのかもしれません。
難しい世の中ですね。

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