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成功と失敗

成功と失敗は
同時に起きることがある

僕のnoteに記録してきた言葉って、僕の価値観にマッチしたり、僕の主観というフィルターで絡め取られたものなので、同じようなネタが繰り返されるのは自然で必然的なことなのでしょうね。
過去に「人間万事塞翁が馬」や「禍福は糾える縄の如し」のネタを綴った記憶がありますが、これも類似ネタです。
時代背景や立地を越えて、どんな時、どんな場所でも起きる普遍なのかもしれませんね。

冒頭の引用は、今聴いているポッドキャスト番組「コテンラジオ」のケマル・アタテュルク編で説かれた一節です。
ケマル・アタテュルクは近代トルコ(トルコ共和国)をつくりあげた英雄です。
強引に例えるなら日本で言う明治維新志士の中心人物、って位置づけの方みたいです。
かつては覇権を握っていたオスマン帝国もいまや衰退期。
再起を図った戦闘で勝利をおさめたそうです。
しかし、その勝利が帝国のさらなる衰退に作用し…という歴史の事実があるようです。
ある時間を切り取って「成功」とか「失敗」とか言うのは簡単ですし、それは真実(ファクト)かもしれません。
でも、そこから次の動きを、少し長い目、もっと長い時間のスパンで真実を眺めた時、必ずしも「成功」が別の「成功」を呼ぶものではないようです。
逆に「失敗」が次の連戦連勝に繋がる、いわゆるゲームチェンジャーを産む土壌にもなるかもしれません。

偏見は控えるべきですが、最近の報道、特に地上波テレビのニュースが反発されがちなのは、この"ある時間を切り取って「成功」とか「失敗」とか言う"という姿勢が強いためかもしれませんね。
それはある瞬間、ある視座では真実なのでしょうから、一概に否定できないのですが、僕もモヤモヤする時があります。
一時の成功に奢らず、一時の失敗に卑屈にならず、というのが一個人である自分の心がけとして大事な気がします。

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