loundrawが装画担当のおすすめ小説5選
loundraw(ラウンドロー)とは?
loundrawさんは、イラストレーター以外にも楽曲や映画など幅広い分野で活躍するクリエイターです。
また小説の装画(表紙)を担当していて、ノスタルジックなイラストが印象的です。
また自主制作として公開された映像も素晴らしいので、ぜひご覧ください!
今回は、loundrawさんが装画を担当した作品のなかから、実際に読んでみて面白かった作品を紹介します。
1:イミテーションと極彩色のグレー
loundrawさんの初となる小説作品。ダ・ヴィンチで連載していた作品です。
loundrawさんを彷彿とさせるような人物が苦悩を抱えて苦しんでいる姿は、印象的でした。
2:君の膵臓をたべたい
住野よるの代表的な作品です。
青色のイラストを描く機会が多いloundrawさんですが、異なる色合いを使っているのが印象的です。
物語は難病の女の子と男の子が、ひょんなことがきっかけで仲を深めていきます。その先の結末は衝撃的でした。
3:余命10年
儚げに微笑む女性のイラストが印象的な一冊です。
この作品の主人公も難病を抱えているのですが、本来ならば享受できる幸せを諦めている姿は胸が切なくなりました。
そして終盤で主人公が選んだ最期は、人によって受け取り方が全く異なると思います。
「生きる」とはなにか。深いテーマが込められた作品でした。
4:君は月夜に光り輝く
loundrawさんの作品に多い青色を使った表紙です。
現実的に考えるとかなり不自然な姿勢だそうですが、違和感を感じさせない構図に驚かされます。
この本は、相容れることのなかった少年少女が出会う話です。
ガラス細工みたいに繊細な心を持ったふたりが、もがき苦しみながら自分の人生に答えを出す姿は考えさせられます。
5:僕は君を殺せない
白銀の世界で倒れる少年。
果たしてそれは「僕」なのか、「君」なのか。
表紙から意味深な本作は、クローズドサークルを舞台にしたミステリーです。
日本のホラーのようにどこかじめじめとした文体が、緊張感を盛り上げてくれていました。