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下落相場で積み立てをやめてしまったら将来の資産はどのくらい変わってしまうのか?
皆さん久しぶりです。
今回の内容は私達長期積み立て勢が相場下落時に積み立てを中止してしまった場合を想定して、
将来の資産にどの程度影響があるのかという事をシミュレーションしていこうと思います。
①前提条件
まず、初めに今回想定する投資先はレバナスとして、積み立て指定日は毎月1日とします。
想定する期間は、今から10年前である2012年~2021年までとします。
また、元指数である、NASDAQ100指数が10%以上下落した時からレバナスの積み立てを中止することにします。
②過去10年間の下落相場
では、前提条件とした2012年~2021年まででNASDAQ100指数が10%以上下落したのは何回だったのかを見ていきましょう。
2012年~2021年までの10年間でNASDAQ100指数が10%下落した相場は合計で8回ありました。
今回は、下落相場の途中から積み立てを中止する事にしているのでこの下落相場でいうとこのような感じになります。
黄色いラインから積み立てを中止し、赤いラインのところから積み立てを開始します。
こういった感じで、10年間の下落相場でどのくらい将来の資産に影響があるのか見ていきましょう。
③10年後の資産評価額はいくらになったのか??
では、積み立てをやめてしまった場合は、黙々と積み立てを行った場合とどのくらい差があるのかというと、次のチャートのようになります。
結果はこのようになりました。
毎月たんたんと積み立てをやめなかった場合は10年間の最終評価額2690万円
一方で、下落相場で積み立てを中止してしまった場合は、10年間で2420万円でした。
その差、270万円あります。
この差を福利の力によってもっとこの先拡大していくでしょう。
④稲妻が輝く瞬間
私達長期投資家は、相場にイナズマが輝くその瞬間のギリギリまで積み立てをしてできるだけ平均取得単価を下げていく必要があります。
このイナズマが輝く瞬間とは分かりやすく図で説明しますと、このようになります。
SP500が年収益率を表したチャートなんですが、検証期間の0.1%に満たない数値であるベスト10日を逃した場合はリターンが8.6%にまで落ちているのが分かると思います。また、ベスト20日を逃した場合だとさらに落ち6.9%台にベスト30日を逃した場合だと11.1%の半分ものリターンを失う事になります。
SP500のリターンはこのベストリターン35日間で約9割占めていることになります。
下落相場で怖くなってNASDAQを信じられなくなり多少上がるまで少し積み立てを中止しようかと安易な考えをもってしまったり、途中で投げ売りしてしまたら、そこからの急反発を大きく取り逃がすことになってしまい、二度とそのリターンは回収できないでしょう。
投資の基本は、安く買って高く売ることです。
ですが、この安く買うことが出来なければ高く売ることはできません。
要するに、大きくリターンを将来とることができなくなってしまうという事です。
積み立て投資で怖くなってしまうならそれはあなたのリスク許容度より高いリスクの銘柄に投資をしていることになります。
もし、今回のレバナスの下落相場で怖くなって今、積み立てを中止している人がいるならそれは、たぶん、あなたのリスク許容度より高いかもしれないのでレバナス積み立てではなく、ノーマルのNASDAQ100を積み立てしてみるのがいいかもしれません。
ですが、これだけは言えます。
積み立て投資をして、20年間もの時間が取れるならそれで損していた事は過去の相場では、一回たりとも起きていない事例です。
この過去の材料を信じてそもそも、米国株の長期積み立てを始めていると思うので、
今の下落相場でまた、考えが変わってきているならもう一度、米国株の過去100年チャートを自分の目で見てみるといいかもしれませんね。
今回の内容は以上となります。
下落相場で積み立て投資が怖いなら、一括投資をするのもいいかもしれませんね。それについてはまた、一括投資でリスクがとても少ない心が安定する投資方法を考えているのでまた、次の動画で出したいと思います。
では、最後まで見ていただきありがとうございました。