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【アンドゥオール開きたい!…その前に必要なこと】


前回のアンドゥオールの記事では、
・何故アンドゥオールしなければいけないのか
・アンドゥオールはどこで行うのか
について書きました。

今回はその続き。

《どうしたら開くようになるのか?》についてです。

それでは見ていきましょう♪

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前回、予告キーワードとして【体を引き伸ばす】をお伝えして終わりました。

『引き上げと違うの?』と思われたかもしれませんね。

引き上げとほぼ同じ意味で使っていますが、ただ上に体を持ち上げるイメージだけではなく、上にも下にも体を引き伸ばして使うイメージを持ちたいので、引き伸ばすという言葉を使っています。


結論からお話しすると、
【アンドゥオールを開きたいのなら、脚を開く前に、体を上下に引き伸ばさないと開くものも開かない】

今回一番伝えたいのはこのことです。

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何故、アンドゥオールの前に体を引き伸ばすのか??

これは、股関節が回りやすくなるからです。

もっと言うと、体を上下に引っ張り合うと骨盤は安定し、自然とアンドゥオールしたくなるんですね。


勝手に・自然と開いてしまう位置に体を置くと…これももっと言うと“骨”をセッティングすると、体への負担も少なくアンドゥオールできます。

『あら、開いちゃった』みたいなイメージです。


私は股関節の難病持ちで、左は痛みがあるのですが、この、体の引き伸ばしをすごく練習したら、現役の時より楽にアンドゥオールできるようになりました。

…というより、そもそも股関節が痛い私でも、体を引き伸ばすと、ある程度開けちゃうんですよね〜。

本当体って、うまく使えると色々できてしまうから不思議だし凄いです!

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ではどのように体を引き伸ばすのか??

ひとつは【お腹】
もうひとつは【足】

です。ひとつ目はバレエの先生からよく注意を受けるものだと思います。

『もっとお腹上!』『下腹』など、レッスンで聞かない日はないんじゃないでしょうか。


では足はどうでしょう??

これもバレエの先生から指摘されるものです。知らないよ〜という方は、是非今日覚えてください。


【お腹】が体を上に持ち上げる役割なら、
【足】は体を下へ引っ張る役割です。

綱引きの縦版をイメージしてください。


足で体を下へ引っ張るには【足の3点で床を捉える】ことが大切です。

足の3点とは、
・足の親指の付け根(拇趾球)
・足の小指の付け根(小趾球)
・かかと

の3つのことです。

そして、この3点全てが大事なんですが、中でも【かかとで床を押すこと】によって、お腹が上に持ち上がります。

!?

上と下に体を引き伸ばすのに、かかとで床を押せたら上に上がるって…。


でも、かかとで床を押すことだけ意識すれば、体が勝手に上へも引き上がるのなら一石二鳥だと思いませんか?

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『体を引き伸ばしたのに開かない…』

という方も中にはいらっしゃいます。

これは【アンドゥオールは“動き”であって、筋力を必要とするから】です。

それまで足首でなんちゃってアンドゥオールをしていたとしたら…残念ながら筋肉は育っていないので、筋力が弱くてできないということが考えられます。


また、股関節の【回旋】の可動域が小さくても開きません。

そして厳しい言い方ですが…体を引き伸ばしている“つもり”で出来ていないことも考えられます。



筋力の方は、体の引き伸ばしをし続ける筋持久力とアンドゥオールし続ける力が必要で、具体的にいうと
・足部
・内転筋(内もも)
・深層外旋六筋(お尻の筋肉)
・体幹部(腹筋背筋)
がメインどころになります。


筋力は、筋力が発揮できるように体を整えることやレッスン・エクササイズを積み重ねることで養えます。

股関節の回旋に関しても、エクササイズやストレッチ等を行うことで少しずつ可動域を広げていけます。


なかなか開かないと感じる時は、まずは、たくさん開くことよりも、体を上下に引き伸ばし続けられる体の環境と筋力を手に入れることにフォーカスして練習していくといいでしょう。

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まとめ

アンドゥオールが開くようになるには、

・足の3点で床を捉え、かかとで床を押すことで体を上下に引き伸ばす
・体を上下に引き伸ばし続けられるように体を整え、且つ筋力をつける
・股関節の回旋の可動域を広げる


これらが必要で、たくさん開くことよりも、まずはこれらを手に入れることにフォーカスして練習するといいということでした。

すごく自分の体を感じる必要のある作業なので、バレエのレッスンでというよりは、レッスン以外で行った方が落ち着いて取り組むことができるのでお勧めです。


以前《足はすごく大事》という記事を書きました。こちらも体の引き伸ばしに関わっていますので、ご覧になっていない方は参考にしてみてください。

そして足以外にも、背骨のゆるみや仙骨の傾き、筋肉の連動など、他にもアンドゥオールや体の引き伸ばしに関わってくる事柄がたくさんあります。

色んな要素がありますが、ひとつずつクリアしていくと、今よりもアンドゥオールができるようになりますし、動きやすさにも繋がりますよ♪

今回は、なんかちょっと硬い文章になっちゃいましたが。。。汗

お役に立ったら嬉しいです♪

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