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私が死んだ。心が死んだ。

電車を降り、改札をでる。
寒いな~と小さな独り言をはくと煙のように白い息が広がった。ああ、もう12月なのか。もう一年が終わるのか、と振り返りながらホットコーヒーを片手に歩きだす。

はじめに

今年も1年、皆様お疲れ様でした。今年はどんな1年でしたか?
久々に書くぞー!と、気合いを入れたものの昔のように全てを発信することに勇気が必要になってしまったり、周りの目を気にしてしまったりと、そんなこんなで書き下ろしたnoteです。
そんな私の1年の振り返りのような、来年に向けてを書きました。

いつも通り、まだまだ拙い文書ですが読んでいただけたら嬉しいです。

これまでの自分

今年の1年は18年間生きてきた自分が死んでしまったような感覚になった。
『大切』にしてきた物事が、壊れてしまったような、壊し̀て̀しまったというか。自分が信じて進んできたものは全て無駄だったのかもしれないと、思ってしまう日々だった。

形あるものはいつか壊れる、と言うけれど『』とか『信じる』とか、目に見えないものを大切にしてきた私にとってこの1年はすごく、重たくて、心がぎゅーっと締め付けられることが多くあった。

歳を重ねるにつれて、ある意味それは大事だったりするのかもしれない。けれどどこか寂しくて、大人になるってそういうことだよ、世の中ってそういうもんだよって、片付けられるのが嫌だった。

1年前の今、人生の分岐点である進路を選んだ。今年1年は、自分の選んだ道を進んだ人が多いだろう。
この1年は“社会”に密接に関わることが増えた。上下関係とか、仕事の付き合い、とか、そんな話を聞くことが増えた。変わっていく人もいた。辛そうな人もいた。楽しそうな人もいた。

あー、生きるってなんなんだろうかってめちゃくちゃ考えた1年だった。

働いてる人ってすごいんだなって初めて実感した1年でもあった。
だからこそ、親ともっと話してみようって思えたり、感謝しなければいけないことにも気付けた。

反対に、私は何をしに大学へ来たんだろうっと、迷走していた。
時間を買う』という意味で向かった先は、何も無かった。当たり前だった。自分から動かなければ何も見つからないから。なのに、どこか怖くて踏み出せない自分がいた。

頑張ってる同世代の活躍を見る。
高校生の時が頑張ってたんじゃない?という言葉に、返す言葉もなかった。

心に余裕がなくて、素敵なお誘いも断ることが増えてしまい、自分からチャンスを潰していることに、罪悪感しか残らなかった。

もちろん、何かに取り組み熱中する時間も、学生として楽しむ時間も、両方大切なことだから今の自分が悪いとは言い難い。でも、何も楽しくなかった。

適当くらいがちょうどいい

真っ直ぐ生きてる人が損する世の中なのかな。なんて思い始めた時があった。
私は真面目でもないし、努力家でもないけれど、もう少し適当に生きるくらいがちょうどいいのかなって思うようになった。

真剣になりすぎなくていい。まあ、このくらい頑張ればおっけいかなって、もっと頑張るのボーダーを下げてみる。今日はこれだけ頑張れたから大丈夫って、そうやって生きていけばいいんだって思った。

『彩夏は考えすぎなんだよ』

昔からずっと言われ続けてる。最近はだいぶ減ったけれど、やっぱり私は必要以上に考えてしまうみたいだった。でも、それを見守って、肩の荷を下ろさなきゃダメだよ!って教えてくれる友達や仲間が私にはいる。

今年は大切なものを見失いそうになったり、分からなくなりそうなことがあった。
でも、ずっと変わらず私のことを見てくれる友達が居た。

『彩夏が元気出るもの食べに行こう』って誘ってくれる人
『最近元気しとるかー!』ってマメに連絡をくれる人
『とりあえずドライブ行くか』って連れ出してくれる人
そんな人たちがあたりまえにいることが本当に有難くて幸せだった。

再 構築

今年は自分の中で大切にしてきたものが壊れてしまった1年だったと書いたけれど、悪い事だと全然思っていない。この1年に後悔があるか、と言われたら全くなかった。それはある人の言葉だった。

『彩夏が今どれだけ自分を否定してしまっても、これまでのことがあったからこそ変わってきた彩夏も絶対いるんだよ。だから、全てを否定しなくていいんだよ。』

あの時間はは無駄だったのかな、勿体ないことしちゃったのかなって自分を否定できるのは結末を知ってる自分がいるから。
その時の自分が目の前を一生懸命生きていたならそれでいい、そう思えた。

』を大事に生きるという私にとって、その時間を大事に出来ていたなら、それだけで120点満点だと思えた。

今年1年はこれまでの自分が死んでしまったからこそ、また新しく自分を創って行けばいい。
大丈夫、本当に大事なものは変わらずそこにあるんだと、私の大切な人たちは教えてくれるから。

ずっとずっと、晴れない靄を闇雲に進み続けた1年。もっと言うなら、高校3年生からずっとずっと前が見えないまま、進んできた。
やっと、やっとその靄が晴れてきた。

その世界に沈む

今年の目標はそれぞれの世界に沈むこと。旅をすること。12月、東京へ行った。
東京へいくと『よく来たね』って、迎え入れてくれる暖かい人達がたくさんいた。うわー、会いたい。って心の底から思える人達が愛知県以外にもいることが本当に幸せなんだなって思えた。

旅をする、というのは色んな場所に赴くことだけじゃなくて、本を読んで映画をみて人の話を聞いてその世界に没頭する、それもひとつの旅だと言われた。

素敵な人をみつけて、素敵なところを掻い摘んで大人になっていこう。そう思えた。
 
今年は『書く』をもう少し真剣に取り組みたいなって、新たな挑戦をしてみようかなと思ったり。私にお手伝いできることがあればいつでも連絡ください。

様々な所へ出向き、色んな人と話したい、色んな美味しいご飯を食べて、他愛のない会話をして笑いたい。
それが今の私の幸せだから、育てたいと思う出会いを求めて、走って行こうと思う。

『どんなときも前向き』

進む先はまだまだ見えないけれど、前向きに進むことだけは忘れない。

好きだと思う街と、会いたいと思う人がいる限りは生きていられるから。

最後に

ここまで読んでくれてありがとうございます🙇‍♂️
本当にこの1年色々ありました。迷惑かけた人も多いと思います。毎年毎年、迷惑かけた人も多いと思うって書いてる気がしていますが、支えてくれる人に囲まれてる私は幸せ者です。
色んなことがある中で、『またね』って言える人、言えない人、そんな人達が明確になった1年だった気がします。
自分の大切にしなければ行けない人を見直す1年、という感じでした。

人と関わることが少し怖くなってしまったり、連絡をマメに返せなくなってしまったり、これまでの自分が嫌になり、自分のことを否定してしまうことが多くありました。
それでも、私に、彩夏はひとりじゃないんだよってぶつかり続けてくれる友達がいて嬉しい限りです。

2022年もソーシャルの仲間にはお世話になりました。高校生の時からずっと面倒を見てくれてる人、長い人は今年で4年目になりました。
ここまで長い付き合いをさせて頂けて感謝の限りです。

この1年は『人』に沢山会えた気がします。新しい人に会うというかは、これまでお世話になった人に、やっと大学生になったんだね!って言って頂いたり、地元の子達に久々に会ったり。
人に会う度、私は人が好きなんだな~っと実感すると同時に、長い付き合いをさせて頂いてる方々に感謝です。

歳を重ねるにつれ、真剣に文章を書いたり、それを発信することに少し勇気がいるようになってしまう自分が半分嫌で、もっと胸を晴れる自分でいなければと半分思いつつ、書きました。

今年は『書く』をもう少し形にしながら、様々なことに恐れず挑戦したいです。

『少なくとも彩夏の言葉に救われた1人だよ』

そんな言葉をかけて頂いたこともありました。
私はまだまだ下手くそでまとまらない文章しかかけないけれど、そう思ってくれる人、noteたのしみにしてるよ!書かないの?って声をかけてくれる人がいることが本当に本当に嬉しいです。
私は自分の思いを書くことで、自分の頭を整理すること、それと同時に同じ悩みを抱える誰かに届いたらいいなって思いながら書いてます。

『言葉』ではなんとでも言える。そう思うこともあり、自分の言葉は本当に本心から出た言葉なのかと分からなくなり書くことが難しかったこともありました。

結局傷つけられるのも言葉であり、救われるのも言葉でした。上記にもある通り、人間口ではなんとでも言えると思います。だけれども、自分が今、信じたいと思った人の言葉はその人の真っ直ぐな思いなんだと真摯に受け止めることが、私の生き方であるとも感じました。

人に何を言われても、今、自分が信じたいと思うもの、話したい人、会いたい人に会えばいいと思います。自分の心に素直に生きることが、自分の人生を悔いなく終えるための方法だと思います。
たまには自分のわがままをきいてあげてください。でも、周りの声をかき消さず、伝えてくれる人、叱ってくれる人は自分のことを想った上で言ってくれているということを忘れないでいてください。

結末から見ると悲しいことや、忘れてしまいたいと思う出来事も多くありました。それでも、その時の自分が最高に楽しいなって幸せだなって感じていたならそれでいいなと思っています。どんな結末でも、楽しかった時間は楽しかった時間として保存しておけばいいと思いました。
 
だからこそ、この1年に何も後悔はありません。

2023は面白いな~って思うことには沢山挑戦して、人との出会いを大事にしながら進んでいきます。もちろん、来年も沢山迷惑をかけると思うので、皆さんにお世話になると思います。

当たり前にいる人の存在を、当たり前と思いすぎないこと。ちゃんと、素直に自分の気持ちを伝えること。そして、大人になった数年後、また笑って会えますように!
今年も1年ありがとうございました。
そして、最後まで目を通してくれて、本当にありがとうございます。

写真に残せないような心動く瞬間を大事に、美味しいご飯を食べて、たくさん笑って、2023年も幸せな一年にします🌻

いつだって前向きに!

読んでくれた貴方と、また会えますように。
またね!

あとがき

一度大切と思ったもの、こと、ひと
それはきっと変わらないし、一度大切と思ったものを嫌いになることはきっとできません。
みんなに何を言われても私の『好き』は変わりません。
自分の「好き」を貫いて、私の『心』を大切に生きます。

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