1994年生まれの同世代の働くモチベーション
僕は1994年生まれの26歳です。同世代には大活躍中のスポーツ選手やアーティスト、俳優さんなどがどんどん出てき始めた世代です。
世代間の話題として、僕ら世代、いわゆる「ゆとり世代」は何を考えているのか分からないと言われます。きっと上の世代の方だって若い時には同じことを言われていたことだとは思います。
しかし、彼ら/彼女らと大きく異なるのは、僕らが生まれた時には今この世の中に存在するあらゆるものが、物心ついたときには既に存在していたというところです。
この前提を踏まえ、今回は僕ら若者が働くインセンティブやその考えに至る過程を自分の経験則に基づいてまとめてみました。勿論人によっての考え方は千差万別ですので、あくまで僕の一個人の意見として、です。
足りないものは無かった
94年には既に今のソフトバンクやKDDIの前身が、通信自由化により新規参入し、携帯電話が普及しつつありました。
98年にはWindows98が発売され、小学校に入る前にはPCがある環境が当たり前でした。
GAFAのほとんどは90年代後半、00年代前半に生まれており、現在のイノベーション革命のゼロ地点がまさに94年前後だといえます。
IT関連以外でも、今存在する全てのものがほとんど揃っていたと思います。
これがなくて不便。そう思ったことはありませんでした。
お腹いっぱい食べられるし、福祉・医療も整備されており、全てが十分に整備された時代に生まれることができた第一世代と括ることもできるのではないでしょうか。
もちろん、よりグレードの高いモノが欲しいという資本主義的な欲求はありましたが、「足りないもの」はありませんでした。
仕事を選ぶ基準は「福利厚生」
そんな僕らのほとんどにとって、将来の夢ややりたいことを決めることはとても難しいことだったと思います。
育っていく環境で、一通りのものが手に入り、興味のあることも一通りやれてきたからこそ、自分が何を将来したいのかを自然と見出すのは難しかったのです。
だから就活では、福利厚生など、わかりやすい享受できるメリットでしか比較できなかったりします。実際に僕の大学の友人も、ある程度行きたくない業種を弾いて、あとは給料と福利厚生のよい企業をリストアップして、ひたすらにES(エントリーシート)を送っていました。
本当にやりたいことはなんだ。
そうやって好条件で就職し、仕事に慣れてきた3,4年目になってくると、ふと思うんです。
「俺のやりたいことってなんだったんだ?」
結局福利厚生などの条件は、たくさんの企業の中でその良し悪しを比較はできます。しかし、それは結局自分が何をしたかったのかという疑問が解決するわけではありません。
勿論仕事をしていく上で、楽しくなってモチベーションが上がる方も多くいると思います。ただ、就活のタイミングになって条件比較して就活した人たちにとっては、仕事に慣れてきた丁度4~5年目の今頃、余裕が出初めて本当の自分を探し始めるのです。
どんな世界になると良いか。
ここまで来ると、転職しようにも、もはやどこがいいのかすらわかりません。
迷う中で、ある企業が「ウチは、こういう社会実現を目指します!」といったことを堂々と謳っている企業があると心に刺さっちゃいます。
僕もその一人で、前職はミッションが心に刺さったから入社しました。
自分でやりたいことを選べなかった少しの劣等感と、自分の心の奥底にあった社会実現に貢献したいという気持ちを堀り出されてしまったんだと思います。
大体そんな企業はベンチャーで、僕ら世代の若手経営者が営んでいるケースが多い印象です。
まとめ
これが94年世代が働くモチベーションは、「理想の社会実現」に帰結すると考える理由です。
若手ベンチャーのExstanも胸を張って、理想とする社会実現を叶えるために爆走しています。
同走したい、応援したいと思ってくれたら、嬉しいです。