継続と幸福
長年、というかずっと、飲食に携わる接客の仕事をしている。
お客様と常に対面している仕事で、基本的にはずっと立っているから脚は疲れるし作り声は必須だし、楽しいことよりも「なんでこんな言われ方しなきゃいけないんだ」と思うことの方が多い仕事だ。
もちろんやり甲斐があるというのがあるから同じ職を所変われど続けてきたんだけど。
今日、提供した商品をお召し上がりになったお客様から「美味しかったわ!もっと食べたかった、また来ます」と言われた。
ハッとするくらい良い笑顔で。
わたしとしては、毎日の繰り返しのひとつで。同じレシピで、そのお客様にだけ良い接客を心がけたというわけでもない。
いつものように提供しただけだった。
それでも、本当に心から告げられたと感じられる笑顔での「美味しかった」はとても、とても嬉しかった。
「もっと食べたかった」と言って頂けた商品を提供出来たことも、噛み締めるくらい嬉しくて。
「また来ます」と言ってくれたのはきっとわたし自身に対しての言葉ではなかったと思うけど、それでもこの店にまた来たいと思ってくれたこと。その事実は変わらない。
こういう事があるから、わたしはこの仕事を続けてこれたんだと、そうやってお客様の反応があるたびに思う。
…長い前振りだけども、わたしはこうして自分の仕事で得た喜びを感じているなかで、ふと五関さんのことを思い出した。
五関さんって、ジャニーズをずっと続けてきた人で。Jr.時代が長くて、正直デビュー出来るかなんて確実さなんてなくて。やり甲斐があるとはいっても、行き詰まった事だって、きっとあって。
でも、続けてきてくれた。
だから、わたしは五関さんに出会えて、こうして好きになって。その姿を見る事ができて、応援したいと思って。
今までは「どうして、五関さんはこうして続けてこれたんだろう?」って思ってた。
でも、自分が仕事で得た喜びを改めて実感してみて、これかな?と初めて思う事が出来た。
わたしと五関さんの仕事はまるで違うようでいて、人を相手にしている事は同じで。
わたしは、お客様の笑顔で「ああ、まだこの仕事を続けてみたいな」って思ったんだけど。
もしかしたら、五関さんもそうなのかなって。
だから、続けてきてくれたのかなって、そんな風に思ったから。
だから、五関さんに出来る限りわたしが得た感動とか、好きだと思う気持ちを伝えていきたいと改めて思った次第。
それはコンサートでのうちわだったり、歓声だったり。時には手紙だったり、機会があるのなら直接でも。
好きです、大事な存在です。応援しています、と伝えたい。叶うなら、伝え続けていきたい。
自分から相手に思った事を素直に伝えるのは、少し恥ずかしかったり、また今度でいいやって思ったり、とかく後回しにしてしまいがちなんだけど。自分があれだけ嬉しかったんだから、素直になっても損はないんじゃないかな。そういうふうに、また五関さんを通して気付きを得ることが出来るから、本当に楽しいし自分の為になるなぁ。
五関さんありがとう、今日も大好きです。
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