三歩下がっても進んだ一歩半!
人を変えることは難しい、自分を変える方がずっと簡単だ。
というような事を聞いたことがある。
他人を変えようとしても、当たり前だけど思い通りになんかいかない。変わってくれようとするかもしれないけど、それは自分の力というよりは相手の思いがあっての事だ。
だから、自分を変える方が「変わろう」と思って実行すればいいだけ、それだけなんだ。
でも、自分を変えるっていうのもなかなか難しくて。
「変わりたいな」って思っても、現状をだらだらと続ける方が楽だから、流されるままなんとなく、まあこれでいいや、って変わろうとしない。
わたしは意志が弱くて、変えようと思ってもその場の勢いだけで、結果的にはその思いも尻すぼみしてしまうことの方が多い。
わかりやすく意志薄弱なんである。
でも、そういう変わりたいと思っても変わることをなんとなく諦めてきたわたしが、少しずつ変わってきている、気がする。
それはきっと、五関さんを好きになってから。
元々なにかを好きになると郷に入れば…で頭から爪先まで染まりたくなるのがわたしの性格なんだけど、A.B.C-Zを、五関さんを好きになってから変わったなと思うことがいくつかある。
まず、遠征をするようになった。
以前も遠征はしてたんだけど、気持ち的には「止むを得ず」って感じだった。あんまり遠出した事がなくて、旅行もあまりしたことがなくて、慣れた自宅や知っている土地以外に行くことに消極的で。コンサートには行きたいけど、遠征が怖いから諦めよう…って、諦めてきた現場、本当にいっぱいある。
というか、諦めることがわたしにとっては普通だった。
それが、舞台の為に大阪にも名古屋にも行った。決まった瞬間から、行くって決めてた。そのことがもう、改めて考えると凄いことだ。
まあ、遠征が怖いっていう感覚は今でもかなりあって、尻込みしてしまうところもあるんだけど。でも、行くって気持ちの方が大きいんだ。
今までと、今。なにが違うとかではないと思う。その時はその時で、自分の精一杯だった。だから、単純に変わったんだと思ってる。
そして、自分の生活に向き合うようになった。
お金がとにかくかかるA.B.C-Zの応援は、楽しいけど頭も使う。いつもお金のことを考えているうちに、今まで見ないようにしていた自分の生活を見直すようになった。
仕事を変えたのも五関さんがきっかけだったんだよね、そういえば。
仙台の感謝祭で、今生ではもう味わえないんじゃないかってくらいの幸せをもらって、嫌だ嫌だとストレスしか感じなかった仕事をきっぱり辞めることが出来た。今までだったら、なあなあにして、見ないふりしてやり過ごしながら続けていたと思う。
今の仕事でも、昔だったらチャレンジしないような事にも思い切ってみたりした。まだ不安もあるけど、以前の自分とは違うって感じる。
そしてなにより、ずっと目を背けてきた人間関係にも、頑張って向き合い始めている。
このまま死ぬまで拗れたままなんだろうなって思っていた、そういう人と、関係を修復したいって本気で取り組んでる。
なんというか、五関さんが安定していてくれるから、そこで変に揺さぶられないから、かえって真っ直ぐ自分を見る事になってる。
心底羨ましいと思ってる、五関さんのことを。
自分の足でしっかりと立っていて、誰からも好かれる五関さんのことを。
尊敬できる人だから、わたしもそうなりたい。
変えようと思って、変えた事は、そういえばない。
A.B.C-Zを、五関さんを好きになって、いつの間にか少しずつ変わってきた。
冒頭で人を変えることは難しい、と書いたけど、その難しいことを笑顔でやってのけてしまうのがA.B.C-Zで、五関さんなんだ。
それだけ、その力が凄いってことなんだ。
以前のわたしだったら、変わろうなんて思わなかった。卑屈だから、変わりたいと口にするのは恥ずかしいとすら思ってた。
でも、自分の出来る全てで変えてくれる人がいる。変われる自分がいる。
遅々とした歩みだけど、わたしにとっては大きな一歩で間違いない。
きっと、気づいてないだけで他にもいっぱい変わったところ、あるはずだ。
A.B.C-Zを、なにより五関さんを、好きになってよかった!
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