2日目 空飛ぶ車は現実になりそうだ
子供のころに聞いた2020年の未来予想図では、空飛ぶ車は普通に飛び交っているはずだった。例えば、ブレードランナーやバックトゥザフューチャーのデロリアンなどを見ていましたが、予定だと今頃空飛ぶ車に乗っているはずだが、そんなものはまだない。そもそも、仕事のあり方が前時代からかわらん(これは余計だ)
空とぶ車は現実にすでにある
今の社会的な課題の一つに交通渋滞があげられる。特にアメリカでは渋滞があまりにひどくて、時間的ロスはもちろん大きなストレスにもなっている
空のライドシェアを実現しなければとウーバーが手を挙げた
2019年現在でウーバーはすでに25社のパートナー会社に10億以上投資し、実用化の目途がたっている
課題はどうやって空のライドシェアを広めるのか?
ウーバーの目標:車を持つこと<空のライドシェア
2020年:空飛ぶ車の性能を知ってもらう
2023年:空のライドシェアの完全事業化
最終的に車を使用することが経済的に見合わない行為にすること
どういうことか?
車を所有の限界費用(車・ガソリン・駐車場など):59セント/マイル
ヘリコプターの限界費用:8.93ドル/マイル
このヘリコプターの限界費用をどうにか引き下げるのが長期目標で、限界費用を車よりもさげたい
まず、空のライドシェアとして人を乗せることのできるドローンの開発を進めており、パイロットを入れた乗客5人を運ぶことができること、時速240kmで3時間連続走行可能を実現することが必須だが、そのためのパートナー5社確保できているようです
問題は、空飛ぶ車両を調整するための交通管制システム(ヘリポートみたいなもの)が必要になってくる。
それには、毎時1000回の離着陸が可能で駐車場や高層ビルのヘリポートぐらいの面積で収めておきたい
それができれば、空のライドシェアの実現も見えてくる
空飛ぶ車は安全性・騒音・価格の課題を解決すること
ぱっと思いつくのが、ヘリコプターだが危険・うるさい・高いの3点揃っています。危険というのは、プロペラを緩めるときに安定感がなくなるのです。
よっぽどうまい操縦じゃないとうまくいかないようです。
それは飛行機にも言えます。ジェット機だったら、安全性はある程度担保できているでしょうけど、何しろ高いしうるさいですね。
3点の課題を克服できれば、空のライドシェアに限りなく近づきます
それができるのか?
①安全性:飛行機がなぜ危険か?
まず空中にいるから、事故のリスクがでかすぎるのです。なので、操縦するにも相当な腕前がないと成り立たない
しかし、ビッグデータやAIの精度もかなり上がるとされているので、複雑すぎるフライトシミュレーションも解決するのではないかとされています
②騒音対策:ヘリコプターは何しろプロペラがめっちゃうるさいです
ドローンなら静音・軽量のものが開発されています。しかも物を運ぶことができるようになっていますね。
あとは、乗用車のようにパイロット乗客4人を安定して運ぶことができれば、実現できそうですね。
③価格:車と比べるとやはり高いですね
価格を抑えるには量産化が必須と思われます。量産化には①②を実現するためにかなり多くのパーツが必要になりそうです。
しかし、材料工学も進み軽量で耐久性のある素材も開発されそうです。
さらに、3Dプリンティングの技術で量産化も簡単になりそうです
こうやって書くと簡単そうに聞こえるけど、まだまだ課題は多いです。ただ、10年前なら夢物語でも今なら実現可能なフェーズになっています
なぜ実現できそうか?それは、技術が融合している時代だからなのです